八日市町

八日市町（ようかいちちょう）

八日市町は、かつて滋賀県神崎郡に存在した町で、現在の東近江市の中心部にあたります。

地理

八日市町は、愛知川、清水川、蛇砂川といった河川が流れる地域に位置していました。これらの河川は、町の農業や生活用水を支える重要な役割を果たしていました。

歴史

八日市町の歴史は、1889年（明治22年）の町村制の施行に始まります。この時、神崎郡の八日市村、浜野村、蒲生郡の金屋村、そして川合寺村と小脇村のそれぞれ一部が合併し、八日市町が発足しました。

1889年（明治22年）4月1日：町村制施行により、八日市町が発足
1952年（昭和27年）3月21日：蒲生郡中野村と合併し、改めて八日市町が発足
1954年（昭和29年）8月15日：神崎郡御園村・建部村、蒲生郡平田村・市辺村・玉緒村と合併し、八日市市が発足。同日、八日市町は廃止されました。

八日市町は、周辺の村々との合併を繰り返しながら、地域の中核としての役割を担ってきました。そして最終的には、八日市市として新たな発展を遂げることになります。

交通

八日市町には、近江鉄道の本線と八日市線が乗り入れていました。

近江鉄道
本線：八日市駅 - 長谷野駅
八日市線：八日市駅 - 新八日市駅 - 太郎坊宮前駅
かつて存在した駅：川合寺駅、八日市中野駅（1948年休止、1964年廃止）

これらの鉄道路線は、町内外への人や物の流れを支える重要な役割を果たしていました。特に八日市駅は、八日市線の分岐点であり、町の交通の要衝となっていました。

また、八日市町には八風街道（現在の国道421号）が通っており、陸上交通の要所でもありました。さらに、八日市飛行場も存在し、空の便も利用できました。

参考文献

角川日本地名大辞典 25 滋賀県

関連項目

* 滋賀県の廃止市町村一覧

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