八条用水

八条用水について

八条用水（はちじょうようすい）は、埼玉県越谷市南部を源流とし、草加市、八潮市を縦断して流れる用水路です。別名、八条用水路とも呼ばれています。この用水路は、地域の農業を支える重要な役割を担ってきました。

概要

八条用水は、越谷市南部にある逆川（瓦曽根溜井）から分水し、南東方向へ流れます。途中、葛西用水路（東京葛西用水）の東側を並走するように進み、南へと向きを変えながら、草加市東部や八潮市を縦断します。最終的には、八潮パーキングエリアの先で葛西用水路に合流します。

八条用水は、1596年から1615年（慶長年間）にかけて、埼玉郡八条領の灌漑用水として開削されました。当時の受益面積は890ヘクタールにも及び、広大な農地を潤していました。

橋梁

八条用水には、多数の橋が架かっています。上流から主な橋を以下に示します。

暗渠（埼玉県道115号越谷八潮線）
馬喰橋
えんまどう橋
馬頭橋
沼端橋
西方橋（埼玉県道・千葉県道52号越谷流山線）
名称不明
JR武蔵野線
川柳橋
富士見橋
麦塚橋
宝橋
十二塚橋
山城橋（埼玉県道380号柿木町蒲生線）
出戸橋
八条用水橋
笹橋
名称不明
（東京外環自動車道・国道298号）
国道298号側道
境橋
和耕新橋
和耕橋（埼玉県道・千葉県道29号草加流山線）
親水橋
寿老橋
大黒橋
福禄橋
恵比須橋
弁財橋
毘沙門橋
布袋橋
末廣橋
八條小橋（埼玉県道327号草加八潮三郷線）
名称不明
暗渠（埼玉県道・東京都道102号平方東京線）
名称不明
念仏橋（旧埼玉県道54号松戸草加線）
名称不明
（いちょう通）
名称不明
首都高速6号三郷線
埼玉県道116号八潮三郷線
名称不明


これらの橋は、地域の人々の生活を支えるとともに、用水路の歴史を物語る存在でもあります。

周辺施設

八条用水の周辺には、様々な施設があります。

越谷市：越谷レイクタウン、大相模調節池などがあります。
草加市：そうか公園、千疋幹排などがあります。
八潮市：八条親水公園（平成6年度手づくり郷土賞受賞）、八条北公園、大原公園、首都高速道路八潮パーキングエリア、首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス八潮駅などがあります。

特に八条親水公園は、地域住民の憩いの場として親しまれており、水辺の景観を楽しむことができます。

関連事項

日本の[[用水路一覧]]
葛西用水路（東京葛西用水）
大落古利根川・元荒川
南[[埼玉郡]]八条村 (埼玉県)

外部リンク

* 八条用水 - 草加市ホームページ

まとめ

八条用水は、農業用水としての役割だけでなく、人々の生活や文化にも深く関わってきた用水路です。その歴史や周辺環境を知ることで、地域への理解を深めることができるでしょう。

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