八角部屋

八角部屋について

八角部屋（はっかくべや）は、日本相撲協会に属する相撲部屋で、高砂一門に位置しています。部屋は1993年に、元横綱の北勝海が創設しました。北勝海は1992年5月場所をもって引退後、九重部屋の親方として後進指導に従事していました。彼は、当時の九重部屋から4人の内弟子を連れ、九重部屋の部屋付き親方たちも移籍する形で八角部屋が誕生しました。

部屋の設立にあたり、使用される建物は元々、北の富士が利用していた旧・井筒部屋から譲り受けたもので、一部改装されました。そのため、八角部屋には伝統的な特徴が色濃く残っています。また、部屋の最上階には現在でも北の富士が居を構えています。

近年では、八角部屋は2020年2月3日に東関部屋から12代大山（元幕内・大飛）が移籍し、さらに2021年4月1日に同部屋が閉鎖された際には、14代東関（元小結・高見盛）や他の力士ら約8名を迎え入れました。

部屋の特徴として、北勝海の現役時代の名前を冠した力士が多く、関脇や小結、幕内の力士として活躍する者も多いです。これまでに、関脇・北勝力や輝かしい成績を残している隠岐の海、小結・海鵬など、計9名の関取を輩出しています。

所在地

八角部屋の住所は東京都墨田区亀沢1-16-1で、交通の便は良好です。JR総武緩行線の両国駅からは徒歩約7分、都営地下鉄大江戸線の両国駅からは徒歩約3分の位置にあります。また、同じ高砂一門に属する錦戸部屋が隣接しています。

師匠と親方

八角部屋の現在の師匠は、8代八角信芳（はっかく のぶよし）で、彼は第61代横綱・北勝海として知られています。側近の部屋付き親方には、陣幕哲也（前1・富士乃真）、東関精彦（元小結・高見盛）、君ヶ濱歩（関脇・隠岐の海）などが在籍しています。

現役の力士たち

八角部屋には、多くの力士が在籍しており、特に8代の弟子たちが活躍しています。関脇としては北勝力英樹や隠岐の海歩、小結では海鵬涼至などが名前を連ねています。また、十両や幕下でも多くの力士が修行に励んでおり、今後の活躍が期待されています。

歴史と関連項目

八角部屋は、実は明治時代に初代八角（元幕内・鬼面山）によって創設された歴史があります。その後、様々な経緯を経て、現在の形に至っています。部屋の長い歴史の中で、数多くの力士たちが在籍し、成長し続けていることが八角部屋の魅力であり、伝統です。最近では鈴木宗男が後援会の会長として活動しており、部屋の運営にも力を注いでいます。

公式サイトもあり、そこで最新の情報やイベントについて知ることができます。八角部屋は、これからも多くのファンに愛される伝統的な相撲部屋であり続けることでしょう。

もう一度検索