八軒 (札幌市)

八軒（はちけん）

八軒は、札幌市西区の北東部に位置する地区です。地理的な特徴としては、函館本線と新川が南東から北西へ、琴似発寒川と琴似川が南から北へと流れ、これらに囲まれた場所にあります。地区内は起伏が少なく、平坦な地形が広がっています。

地理

八軒は以下の地域と隣接しています。

東：環状通・琴似川を挟んで中央区
南：函館本線を挟んで琴似・二十四軒
北：新川を挟んで北区
西：琴似発寒川を挟んで発寒

歴史

八軒の歴史は、1871年（明治4年）に遡ります。この年、東本願寺が新潟県から40戸を現在の山鼻地区に入植させました。他の移住者と合わせて50戸となったこの集落は、当初、その年の干支にちなんで辛未一ノ村（しんびいちのむら）と呼ばれていました。

しかし、山鼻の市街地化を計画していた開拓使の意向により、50戸164名の住民は別の場所へ再移住を余儀なくされます。彼らは小集団に分かれて移住し、円山へ向かった一派を除き、それぞれの集団の戸数を入植地の名前としました。

6戸 - 円山
8戸 - 八軒
12戸 - 十二軒（後に宮の森に改称）
24戸 - 二十四軒

これらの集落は、琴似村の基礎となり、後に建設された琴似屯田兵村と共に地域を発展させていきました。

住所

八軒は札幌市西区に属します。

教育機関

八軒地区には、以下の教育機関があります。

小学校

札幌市立八軒小学校（八軒4条西1丁目）
札幌市立八軒西小学校（八軒3条西5丁目）
札幌市立八軒北小学校（八軒8条西6丁目）
札幌市立琴似中央小学校（八軒7条東1丁目）

中学校

札幌市立八軒中学校（八軒8条西8丁目）
札幌市立八軒東中学校（八軒2条東3丁目）

交通

八軒地区には、以下の鉄道駅があります。

JR札沼線（学園都市線）：桑園駅 - 八軒駅 - 新川駅
八軒駅 (八軒7条東2丁目)
JR函館本線：発寒中央駅 - 琴似駅 - 桑園駅
琴似駅 (琴似2条1丁目)
鉄工団地通を挟んで八軒と接している。

周辺施設

八軒地区には、以下の施設があります。

農試公園
フィリピン名誉領事館
税務大学校札幌研修所
札幌市水道局新川処理場
札幌市消防学校

商業施設

ダイイチ八軒店（八軒10条東5丁目）
サツドラ八軒店（八軒6条西1丁目）
マックスバリュ八軒店（八軒4条西1丁目）
イエローハット八軒店（八軒6条西4丁目）

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