兵庫県立但馬ドーム

兵庫県立但馬ドーム：多目的ドームと広大なスポーツ施設

兵庫県豊岡市神鍋高原に位置する兵庫県立但馬ドームは、最大収容人数9,700人を誇る、開閉式屋根を備えた全天候型の多目的ドーム施設です。2000年にはグッドデザイン賞を受賞しており、その設計と機能性の高さは高く評価されています。

ドーム内には、野球、ソフトボール、サッカー、ハンドボール、テニス、グラウンドゴルフ、ゲートボール、陸上競技など、多様なスポーツに対応できる広大なグラウンドが整備されています。野球場として使用する場合、両翼91.5m、センター115.8mという広さを持ち、電動昇降式のマウンドも完備しています。スコアボード兼バックスクリーンは幅14.4m、高さ8mです。しかしながら、設計強度上の理由から、硬式野球の使用には制限がある点にご注意ください。

ドーム以外にも、広大な屋外グラウンド3面や、ナイター設備付きの天然芝生グラウンド、ラグビーコート、サッカーコートなど、多様なスポーツに対応できる充実した設備が整っています。さらに、子供たちが安全に遊べる環境発見遊具や、憩いのスペースなども備え、家族連れでも楽しめる施設となっています。

施設内には、トレーニング室、多目的室、選手控室のほか、レストラン、会議室、ロッカー室、シャワー室などを備えたセンター棟も存在します。快適な環境でスポーツやイベントを楽しむためのサポート体制が万全です。

アクセス面も良好で、北近畿豊岡自動車道日高神鍋高原ICから車でアクセス可能。コウノトリ但馬空港からもタクシーで約30分です。公共交通機関では、JR江原駅から全但バス神鍋高原行き「名色」バス停で下車できます。全但バスの高速バスも運行されており、神戸や大阪からのアクセスも容易です。

毎年8月には、兵庫神鍋高原マラソン全国大会の発着点として利用され、地域住民や観光客にも親しまれています。

2016年4月1日から3年間、全但バスと神姫バスの共同事業体が命名権を取得し、『全但バス但馬ドーム』という名称も使用されています。

施設概要

所在地: 〒669-5379 兵庫県豊岡市日高町名色88-50
構造: ドーム棟（S、RC、地下1階 地上3階）、コミュニティ棟（S、地上1階）
駐車場: 乗用車160台、バス6台
バリアフリー設備: あり（一部 乳幼児対応設備なし）
ドーム棟建築面積: 20,494.08m²
ドーム棟延床面積: 23,236m²
最高天井高: 59.81m
管理: 公益社団法人兵庫県勤労福祉協会、全但バス、神姫バス、日本管財による共同企業体が指定管理者
設計: 仙田満+環境デザイン研究所、大建設計
施工: 三菱重工業
* 竣工: 1998年

周辺情報

但馬ドーム周辺には、蘇武岳、阿瀬渓谷、神鍋高原・神鍋山・神鍋渓谷などの自然豊かな観光地が点在しています。また、植村直己記念スポーツ公園や植村直己冒険館などの施設も近くにあります。道の駅神鍋高原や神鍋温泉など、観光客向けの施設も充実しており、スポーツイベントと観光を組み合わせた旅行にも最適な立地です。

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