兵庫県立香住高等学校

兵庫県立香住高等学校について

兵庫県立香住高等学校は、兵庫県美方郡香美町に位置する公立の高等学校で、1952年に設立されました。ここでは、普通科と海洋科学科の2つの学科が設置されており、特に海洋科学科では独自のカリキュラムを通じて多様な海洋知識や技術を学ぶことができます。

学科の紹介

普通科

普通科は1949年に設置され、一般的な教育課程を提供しています。生徒は基礎学力をしっかりと身につけ、様々な進路に進むための準備をすることが可能です。

海洋科学科

海洋科学科は、海に関わる専門的な学びを提供します。この学科はオーシャンコース、アクアコース、シーフードコースの3つに分かれています：

• - オーシャンコース：漁業や操船、船舶の構造について学び、実践形式で海洋産業に関わるスキルを養成します。
• - アクアコース：生物や環境の知識を融合させ、水族館の飼育や潜水士を目指す生徒を育成します。
• - シーフードコース：水産物の調理や加工技術を身につけ、食品業界や飲食業でのキャリアを目指します。

歴史と沿革

香住高等学校はもともと、1946年に設立された兵庫県立香住水産学校が前身です。1948年には現在地に移転後、兵庫県立香住水産高等学校へと改名され、その後も徐々に発展してきました。1952年には現在の名称に変更され、体育館や寄宿舎などの施設が整い、教育環境が充実していきました。

設備

寄宿舎

当校の寄宿舎「若潮寮」は、初めて開設されたのが1952年です。遠方から通学する生徒のための施設で、規則を守りながら協調性を養う生活が重視されています。2019年には新たに完成した若潮寮が設置され、男女両方の生徒が入寮できるようになりました。

船舶

香住高等学校では、実習用の漁業実習船が複数配属されています。これにより、生徒は実際の海での経験を通じて実習を行い、海洋技術を身につけることができます。歴代の漁業実習船「但州丸」は長い歴史を持ち、最近では6代目が現役で活躍しています。

クラブ活動

香住高等学校では、多様なクラブ活動が行われています。運動部や文化部があり、柔道部や空手道部は2007年度の大会に出場するなど、実績を残しています。また、生徒会は地域貢献活動にも積極的で、清掃活動や地元水産物の販売なども行っています。

知識と実践の場

香住高等学校は、豊かな海や自然環境を背景に、基礎学力に加えて専門知識を身に着けた人材を育成することを目的としています。生徒は実際の課題に取り組むことで、理論と実践をバランスよく学び、将来の進路を見据えて成長しています。

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