兵庫県道192号尼崎港崇徳院線

兵庫県道192号尼崎港崇徳院線（ひょうごけんどう192ごう あまがさきこうすとくいんせん）は、兵庫県尼崎市内に位置する一般県道です。

路線概要

この県道は、尼崎市末広町1丁目の末広町1丁目交差点を起点としています。起点の交差点は、阪神高速5号湾岸線の尼崎末広出入口に近接しており、尼崎港周辺の臨海部へのアクセスを担う重要な地点です。ここから北へ向かい、尼崎市大庄北4丁目にある西大島交差点が終点となります。

終点の接続

終点である西大島交差点は、主要幹線道路である国道2号と交わる地点です。また、この交差点は主要地方道である兵庫県道42号尼崎宝塚線の起点ともなっており、県道192号線はここで国道2号および県道42号線に接続し、さらに広域への交通ネットワークの一部を形成しています。

路線データ

総延長は3.431キロメートルと比較的短い路線ですが、尼崎市の南部に位置する臨海部と中心市街地を結ぶ役割を果たしています。

別名

この県道は、西大島交差点よりも南側の区間において「尼宝線（あまほうせん）」という通称で呼ばれることがあります。ただし、西大島交差点から北側は兵庫県道42号尼崎宝塚線となりますが、そちらの区間も「尼宝線」と呼ばれることが一般的であるため、区別には注意が必要です。

主な施設

路線上には、西堀運河を渡る大浜橋が架けられています。沿線には、尼崎港、ボートレース尼崎（尼崎競艇場）、ジャパン尼崎元浜店、かつて稼働していたパナソニック プラズマディスプレイ尼崎工場跡地、尼崎市立わかば西小学校などがあり、地域住民の生活や産業活動に関連する施設が点在しています。

地理

この県道は、その全線が兵庫県尼崎市内のみを通過します。また、阪神本線との立体交差（鉄道の下を通過する箇所）があります。

兵庫県の県道体系において、尼崎港周辺の産業拠点と市街地を結ぶこの県道192号線は、地域の物流および通勤・通学といった生活交通を支える上で重要な役割を担っています。

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