兵庫県道57号尼崎港線

兵庫県道57号尼崎港線

兵庫県道57号尼崎港線（ひょうごけんどう57ごう あまがさきこうせん）は、兵庫県尼崎市内に位置する主要地方道の一つです。尼崎港の臨海部を出発点とし、市の中心部を経て昭和通に至る重要な幹線道路として機能しています。

概要

この県道の特に南部、国道43号線の五合橋交差点以南の区間は、尼崎市の主要な工業地域を縦断する経路をとります。この地域からの物流や通勤を支えるだけでなく、阪神高速5号湾岸線へのアクセスルートとしても非常に重要な役割を担っています。臨海部の産業施設と市街地、そして広域交通網を結ぶ結節点としての性格を持っています。

路線データ

本路線の起点は尼崎市東海岸町にあり、阪神高速5号湾岸線の尼崎東海岸出入口に接続しています。終点は尼崎市昭和通の玉江橋交差点で、ここでは主要幹線道路である国道2号および兵庫県道13号尼崎池田線と交差しています。総延長は約2.955キロメートルとなっています。

起点：尼崎市東海岸町（阪神高速5号湾岸線 尼崎東海岸出入口）
終点：尼崎市昭和通（玉江橋交差点、国道2号・兵庫県道13号尼崎池田線交点）
総延長：約2.955 km

歴史

兵庫県道57号尼崎港線は、その重要性から主要地方道に指定されています。具体的には、1993年（平成5年）5月11日に建設省（現在の国土交通省）によって、県道尼崎港線が主要地方道尼崎港線として指定を受けるに至りました。

路線状況

この路線にはいくつかの別名があり、地域住民に親しまれています。尼崎港から国道43号の五合橋交差点までの区間は「五合橋線」と呼ばれます。また、国道43号の西本町交差点から終点の国道2号玉江橋交差点までの区間は「玉江橋線」という名称で知られています。

路線の一部には他の国道との重複区間も存在します。尼崎市西本町の五合橋交差点から西本町交差点までの区間は、国道43号と経路を共有しています。

別名
五合橋線（尼崎港 - 国道43号五合橋交差点）
玉江橋線（国道43号西本町交差点 - 国道2号玉江橋交差点）
重複区間
国道43号（尼崎市西本町・五合橋交差点 - 尼崎市西本町・西本町交差点）

地理

兵庫県道57号尼崎港線は、全線にわたり尼崎市内を通過します。

路線沿いには様々な施設や特徴的な構造物が見られます。起点から市街地へ向かうにつれて、主要な交差点が点在します。起点の尼崎市東海岸町では阪神高速5号湾岸線の尼崎東海岸出入口と接続。国道43号とは、まず尼崎市西本町の五合橋交差点で交差し、さらにその先の西本町交差点でも再び交差（この区間は重複）します。終点である尼崎市昭和通の玉江橋交差点では、国道2号および兵庫県道13号尼崎池田線と結ばれます。

通過する自治体
尼崎市
主な交差点
阪神高速5号湾岸線 尼崎東海岸出入口（起点）
国道43号（五合橋交差点）
国道43号（西本町交差点）
国道2号・兵庫県道13号尼崎池田線（終点、玉江橋交差点）

沿線には、尼崎商工会議所会館、阪神尼崎駅、尼崎市立中央図書館、複合商業施設のアマゴッタなど、市の中心部に位置する施設が集まっています。また、工業地帯の沿線には住友金属工業特殊管事業所などがあり、港湾部には特徴的な可動橋である東高洲橋が存在します。

沿線施設
尼崎商工会議所会館
阪神尼崎駅
尼崎市立中央図書館
アマゴッタ
住友金属工業特殊管事業所
東高洲橋（可動橋）

兵庫県道57号尼崎港線は、臨海部の産業機能と都市の生活機能、そして高速交通網を結びつける動脈として、尼崎市の社会・経済活動を支える上で不可欠な役割を果たしています。

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