兵庫県道79号高砂加古川加西線

兵庫県道79号高砂加古川加西線

兵庫県道79号高砂加古川加西線（ひょうごけんどう79ごう たかさごかこがわかさいせん）は、兵庫県南部の播磨地域に位置する主要地方道です。高砂市を起点とし、加古川市を経由して加西市に至る、全長約27キロメートルにおよぶ重要な幹線道路であり、これらの都市間の交通、特に南北方向の移動において中心的な役割を果たしています。

路線データ

本路線の正式な起点は、高砂市高砂町朝日町の文化会館東交差点にあります。ここでは兵庫県道718号明石高砂線と交差・接続しています。終点は加西市河内町の河内バイパス交差点で、兵庫県道24号多可北条線との交点となっています。路線の総延長は26.894キロメートルです。

歴史

本路線の重要性は古くから認識されており、1993年（平成5年）5月11日には、当時の建設省（現在の国土交通省）によって主要地方道として指定を受けました。この指定により、県内の主要な地域間を結ぶ骨格的な道路網の一部として位置づけられ、その後の整備や改良が進められてきました。

通過する自治体

この県道は、以下の3つの市を通過します。

高砂市
加古川市
加西市

起点の高砂市から始まり、加古川市の中心部を経て、北方の加西市へと至ります。

主な交差・接続する道路

沿線では、地域の主要な交通網を構成する様々な道路と交差または接続しています。主なものを挙げます。

起点の高砂市では、兵庫県道718号明石高砂線と文化会館東交差点で接続します。
加古川市に入ると、大幹線である国道2号（加古川橋西詰交差点）やそのバイパスである国道2号加古川バイパス（加古川西詰ランプ）と交差するほか、兵庫県道390号神吉船頭線、兵庫県道384号平荘大久保線、主要地方道である兵庫県道65号神戸加古川姫路線（西山交差点）、兵庫県道375号平荘市場線、兵庫県道118号小野志方線（中山交差点）といった多数の県道と交差します。また、兵庫県道569号加古川右岸自転車道線や兵庫県道572号播磨中央自転車道線といった自転車道とも交差する箇所があります。
加西市に進むと、主要地方道である兵庫県道81号小野香寺線（網引交差点）や兵庫県道23号三木宍粟線（桑原田交差点）、そして国道372号（繁昌交差点）といった幹線道路と交差します。さらに、兵庫県道371号高岡北条線（加西別府交差点）、兵庫県道370号野上河高線、兵庫県道145号下滝野市川線（和泉町・和泉東交差点）といった県道とも接続しながら進み、終点である河内バイパス交差点で兵庫県道24号多可北条線と接続し、その役割を終えます。

沿線にある施設など

この県道の沿線やその近くには、地域でよく知られた施設や自然景観があります。

高砂市文化会館
権現湖（加古川市と加西市にまたがる湖）
* イオンタウン加古川

これらの場所は、県道からのアクセスが比較的容易です。

路線の役割と特徴

兵庫県道79号高砂加古川加西線は、播磨臨海部と内陸部を結ぶ主要な交通路の一つです。沿線には住宅地や商業施設、工業団地などが点在しており、これらの地域を結ぶ通勤・通学、買い物、業務などの多様な交通を支えています。特に、加古川市内の通過区間は交通量が多く、市街地や主要施設へのアクセスを担っています。加西市に入ると、周辺の田園風景の中を進む区間も見られ、地域ごとの景観の変化も特徴です。主要地方道として整備されており、地域経済や住民生活を支える上で重要な役割を果たしています。

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