内山太嗣

内山 太嗣（うちやま たいし）

内山太嗣は1996年4月21日生まれ、青森県平川市で育った元プロ野球選手です。彼は捕手として知られ、現在はBCリーグの栃木ゴールデンブレーブスでバッテリーコーチを務めています。野球界での彼のキャリアは、独特の経歴と素晴らしいアスリートとしての素質に満ちています。

経歴

プロ入り前

内山は八戸工大一高に在籍していた頃、捕手以外にも投手として140km/hを超える速球を投げる能力を持ち、三塁手や遊撃手としてもプレーしていました。しかし、2014年の春季青森大会において、相手選手との接触で腹部に大怪我を負うという不運に見舞われます。それにもかかわらず、彼は高校卒業後、トヨタ自動車東日本に入団し、社会人野球の世界に足を踏み入れました。3年間の在籍の中で、都市対抗野球大会や社会人野球日本選手権大会に出場することはできませんでした。

BCリーグ・栃木時代

2017年11月、内山はベースボール・チャレンジ・リーグのトライアウトに参加し、栃木ゴールデンブレーブスから契約を得ました。2018年のシーズンには、打率.513という素晴らしい成績を残し、月間MVPに選出されました。また、リーグの通算盗塁阻止率は.450にも達し、強肩捕手としての名声を確立しました。その後、東京ヤクルトスワローズから育成選手ドラフトで指名を受け、2018年には背番号118で入団しました。

ヤクルト時代

ヤクルトでのキャリアは、特に2020年に改善が見られました。イースタン・リーグで47試合に出場し、打率.274を記録しました。しかし、2021年には出場機会が減少し、入団3年目にて一度自由契約となるも、再契約を果たしました。2022年シーズンには、打率.297を記録し、活躍しましたが、選手契約には至らず、2022年10月に戦力外通告を受けることとなりました。

BCリーグ・栃木復帰

2023年1月5日、内山は古巣の栃木ゴールデンブレーブスにバッテリーコーチとして復帰することが発表され、再び球界に関与する機会を得ました。その後、選手契約を結ぶこともありましたが、すぐにコーチとしての役割に戻りました。選手としても6月25日の神奈川戦に出場し、打点を上げるなど、その活躍も話題となりました。

選手としての特徴

内山は、その強肩が大きな魅力です。特に、二塁送球において1.88秒という記録を持っており、その腕前は多くのチームにとって貴重な戦力となっています。また、ヤクルト在団時に彼に直接指導を行った飯原誉士コーチや村田修一に感謝の意を示すなど、彼の人間性も注目されています。

詳細情報

• - 背番号: 22（2018年、2023年）、118（2019年 - 2020年）、025（2021年 - 2022年）

彼の経歴は、さまざまな経験と挑戦からなり、今後の彼の取り組みが期待されます。

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