再度山ドライブウェイ

再度山ドライブウェイ：神戸の自然と歴史を巡る道

再度山ドライブウェイは、兵庫県神戸市中央区から北区に至る、全長8.2kmの道路です。神戸市道神戸箕谷線の通称として知られ、その美しい景観と歴史的な要素から、多くの観光客を魅了しています。

美しい景観と歴史的要素

ドライブウェイは、再度公園付近を境に「再度ドライブウェイ」と「奥再度ドライブウェイ」に分けられます。道中には、諏訪山公園やヴィーナスブリッジといった観光スポットが点在し、錨山、市章山、堂徳山などの山々、大龍寺、再度山、再度公園、神戸市立外国人墓地など、歴史と自然が調和した景観が広がります。また、登山道の入り口も複数あり、ハイキングを楽しむことも可能です。ヴィーナスブリッジや碇山付近には駐車スペースも用意されているため、気軽に立ち寄って景色を楽しむことができます。

注意が必要な道路事情

全線対面通行で、車線は片側1車線ずつと狭く、追い越しは禁止されています。アップダウンやカーブが連続するため、運転には細心の注意が必要です。見通しの悪い箇所も多く、路線バスも運行しているため、安全運転を心がけましょう。また、大雨時には落石や崖崩れの危険性があるため、通行止めになることもあります。

歴史と変遷

1935年（昭和10年）に開通した再度山ドライブウェイは、当初は「奥再度有料道路」として有料で運営されていました。しかし、1974年（昭和49年）に無料化され、多くの人々が気軽に利用できるようになりました。

違法行為の防止

過去には深夜の暴走行為が問題となっていたため、2000年頃から午後11時から翌朝5時まではマイカーの通行が禁止されています。また、二輪車および原動機付自転車は全線通行禁止です。現在でも違法改造車による暴走行為は発生しており、兵庫県警察交通捜査課や国土交通省神戸運輸管理部などが厳しく取り締まっています。

公共交通機関の利用

再度山ドライブウェイを利用する公共交通機関として、神戸市交通局の神戸市営バス25系統があります。春から秋にかけての土日祝日に、三宮駅から森林植物園前まで運行されており、ドライブウェイ上に「ビーナスブリッジ」「二本松」「大竜寺」「再度公園」「学習の森前」「森林植物園西口」「五辻」の7つの停留所が設置されています。バスを利用して、ドライブウェイの美しい景色を堪能することも可能です。

まとめ

再度山ドライブウェイは、美しい自然と歴史的な建造物を満喫できる一方で、道路事情には注意が必要な場所です。安全運転を心がけ、周囲の環境に配慮しながら、神戸の自然と歴史を満喫しましょう。また、公共交通機関の利用も検討することで、より安全で快適なドライブを楽しむことができるでしょう。

もう一度検索