冒険少年シャダー

冒険少年シャダー

『冒険少年シャダー』は、1967年9月18日から1968年3月16日まで日本テレビ系列で放送されたテレビアニメです。制作者は日本テレビと日本放送映画の共同で、全26話、156回にわたって放送されました。放送時間は毎週月曜から土曜の18:35から18:45までで、1968年3月18日から9月28日には再放送が行われました。この作品は前番組『とびだせ!バッチリ』と同様に、10分間の帯番組として放送され、1週間を通じて1つのストーリーが完結する形式をとっていました。

あらすじ

物語の舞台は、古代文明の生き残りである少年シャダーが富士山の洞窟から現代に復活するところから始まります。彼は悪の魔人ゴースターが世界征服を企てていることを知り、マンボ博士の助けを借りて現代科学を学びます。シャダーは博士が開発したイオンカーに乗り込むと、助手の犬ピンボケと共にゴースターの野望に立ち向かいます。物語の途中で、ゴースターとの戦いで多くの事件が起こり、シャダーはついに最後の決戦に挑むことになります。

主な登場キャラクター

• - シャダー：本作の主人公。古代人の少年で、変身能力とブランチ能力を持ち、赤を基調とした中世風のコスチュームを着用しています。彼は金の秘剣マジックナイフを武器として使用し、最終的には自らの母親をゴースターの支配から解放します。
• - ロコ：物語の中で唯一生き残った「狼家族」の少年。以降、シャダーに引き取られ、その助手として活躍します。
• - マンボ博士：シャダーの協力者であり、科学者です。
• - ピンボケ：マンボ博士の飼い犬。コメディタッチのキャラクターで、人間の言葉を理解します。
• - ゴースター：悪党であり、スーパースペクタ能力を使って世界征服を企む魔人。シャダーとは対照的なキャラクターです。

制作スタッフ

この作品にはプロデューサーとして新倉雅美、上野徹、三島宏夫が関わり、脚本や原画を手掛けたのはシャダーグループであり、辻真先や桑島信一などが参加しました。音楽面では、寺山修司が作詞を手掛けた主題歌や、増田豊利が作曲を担当した曲が作品の魅力を引き立てています。

放送の歴史

『冒険少年シャダー』は、放送局の日本テレビ以外にも、テレビ岩手や秋田放送、福島中央テレビ、北日本放送などで放送されました。放送当時の人気を受けて、さまざまな地域で視聴され、多くのファンに愛されました。現在もなお、懐かしの作品として記憶に残っているアニメの一つです。

このように、『冒険少年シャダー』は、現代と古代を結ぶ冒険活劇であり、視聴者に深い感動を与えた作品となっています。

もう一度検索