函館税関

函館税関について

函館税関は、北海道函館市に主たる事務所を構える日本の税関です。北海道全域と、北東北3県（青森県、岩手県、秋田県）を管轄しています。1859年の箱館運上所開設から始まり、日本の開国と近代化の歴史とともに歩んできました。

歴史

1859年（安政6年）: 箱館運上所が開設されました。これが函館税関の始まりです。
1869年（明治2年）: 箱館運上所は函館運上所に改称されました。
1872年（明治5年）: 運上所の呼称が『税関』に統一され、函館税関として初の庁舎が完成しました。
1890年（明治23年）: 北海道、千島、陸奥（青森県）、陸中（岩手県）が管轄区域となりました。
1902年（明治35年）: 羽後（秋田県）が管轄区域に追加されました。
1909年（明治42年）: 樺太も管轄区域となりました。
1943年（昭和18年）: 第二次世界大戦の影響により、函館税関は一時的に廃止されました。
1946年（昭和21年）: 税関が再開され、函館税関も再び設置されました。
1968年（昭和43年）: 現在の函館港湾合同庁舎が完成し、函館税関もここに移転しました。

函館税関長（戦前）

函館税関の歴代税関長は以下の通りです。

河野通猷: 1875年就任。初代税関長。
野田鷹雄: 1884年就任。
勝田主計
菅原伝
三好海三郎: 1902年就任。東京帝国大学法科大学卒業。
菅原通敬
安西千賀夫: 日本大学卒業。
井上徳太郎: 1910年就任。東京帝大法科卒業。
井内勇
勝正憲
小西善七: 1921年就任。東京帝大法科卒業。
平山鼎: 1924年就任。東京帝大法科卒業。
西森猷太郎: 1928年就任。東京帝大法科卒業。
棚橋直馬
元尾光輝: 東京帝大学法科卒業。
太田亀太郎: 1932年就任。東京帝大法科卒業。
榎谷孝典: 東京帝大法学部卒業。
宇井義夫

管内支署・出張所

函館税関の管内には、以下の支署・出張所があります。

函館税関本関
札幌税関支署
留萌出張所
旭川空港出張所
小樽税関支署
石狩出張所
室蘭税関支署
釧路税関支署
網走出張所
紋別出張所
十勝出張所
苫小牧税関支署
稚内税関支署
根室税関支署
千歳税関支署
青森税関支署
青森空港出張所
八戸税関支署
大船渡税関支署
釜石税関支署
宮古出張所
秋田船川税関支署
秋田空港出張所

関連情報

税関: 日本の税関に関する一般的な情報はこちらを参照してください。
財務省: 税関を管轄する財務省のウェブサイトも併せてご確認ください。

外部リンク

* 函館[税関]]: [函館税関公式サイト

もう一度検索