上田バス

上田バス株式会社について

上田バス株式会社は、長野県上田市に本社を置くバス事業者です。前身は1987年に設立された上電観光バスで、上田交通から事業を譲り受け、規模を拡大してきました。2009年に東急グループから独立し、現在の社名となりました。現在は草軽交通株式会社とグループ会社になっています。

概要

上田バスは、設立当初は貸切バス事業からスタートし、その後路線バス事業にも参入しました。2020年10月1日現在、貸切バス20両、乗合バス30両の合計50両を保有しています。

歴史

1987年: 上電観光バス株式会社として設立。上田交通から中型貸切バス事業を譲り受け、営業開始。
1996年: 上田交通から大型貸切バス事業を譲り受ける。
1999年: 上田交通から乗合バス事業を譲り受ける。
2000年: 上電バス株式会社に商号変更。
2003年: 上電観光株式会社と合併。
2009年: 東急グループから離脱し、上田バス株式会社に社名変更。
2011年: 当社株式を地元役員と草軽交通へ譲渡。
2013年: 長野大学との産学連携プロジェクトによる新デザイン路線バスの運行開始。運賃低減バス実証運行開始。
2016年: 本社を移転。運賃低減バス実証運行を継続。
2017年: 高速バス「渋谷駅 - 軽井沢・草津線」に共同運行事業者として参入。
2022年: 高速バス「横浜駅 - 軽井沢・草津線」に共同運行事業者として参入。

路線

上田バスは、上田市を中心に多岐にわたる路線バスを運行しています。主な路線は以下の通りです。

一般路線

上田市、千曲川川東方面

菅平高原線: 上田駅と菅平高原を結ぶ路線で、旧道経由とバイパス経由の2つのルートがあります。
真田線: 上田駅と真田を結ぶ路線。
渋沢線: 上田駅と上渋沢を結ぶ路線。土日祝日、学校休校日には運行形態が変更になります。
傍陽線: 上田駅と傍陽、横道、大倉、入軽井沢などを結ぶ路線です。一部区間のみの運行や早朝運行もあります。
豊殿線: 上田駅と赤坂を結ぶ路線。かつては赤坂上にバスの待機所がありました。

上田市街地、千曲川川西方面

信州上田医療センター線: 上田駅と信州上田医療センターを結ぶ路線。
塩田線（別所線）: 信州上田医療センターから別所温泉を結ぶ路線で、上田電鉄別所線と並行しています。
西丸子線: 下之郷駅と丸子町を結ぶ路線で、上田丸子電鉄西丸子線の代替路線です。
アリオ上田線: 上田駅とアリオ上田を結ぶ100円均一路線。
久保林線: 上田駅と久保林地区を結ぶ路線。
市内循環線（あおバス）: 上田市街地を循環するバスで、大人200円均一で利用できます。「あかバス」も上田バスが運行しています。
信州上田レイライン線: 下之郷駅から別所温泉を結ぶ路線で、4月1日から11月30日までの期間限定運行です。

廃止された路線

御屋敷公園線、東塩田線、信州の鎌倉シャトルバス、上田城下線など、時代の変化や利用状況に応じて廃止された路線も多数あります。
上田丸子電鉄、上田交通バス部門時代には、菅平高原線、草津温泉線、傍陽線（松井新田延伸区間）、角間温泉線、豊殿線（十林寺延伸区間）、市内緑ケ丘線、金剛寺線、山口線、須川湖線、丸子線、和田峠線、大門峠線、鹿教湯温泉線、保福寺峠線など、多くの路線がありました。

高速バス

渋谷駅 - 軽井沢・草津線: 渋谷と軽井沢、草津温泉を結ぶ高速バスです。複数のバス会社と共同で運行しています。
横浜駅 - 軽井沢・草津線: 横浜と軽井沢、草津温泉を結ぶ高速バスです。こちらも複数のバス会社と共同で運行しています。

特急バス

上田草津線（特急湯畑号）: 上田駅と草津温泉を結ぶ特急バスです。

関連会社

* 上田タクシー: 上田バスと同じく、2009年に東急グループから独立したタクシー会社です。上田市を中心に営業しています。

まとめ

上田バスは、上田市とその周辺地域を結ぶ重要な交通手段として、地域住民の生活を支えています。路線バスだけでなく、高速バスや特急バスも運行し、観光客の足としても利用されています。今後も地域に根ざしたバス会社として、その役割を果たしていくことが期待されます。

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