利樹之丞

利樹之丞（りきのじょう）は、1973年11月2日生まれ、山形県酒田市出身の現役大相撲呼出です。本名は土田利樹（つちだ りき）で、高砂部屋に所属しています。血液型はAB型です。

利樹之丞という名前は、師匠である多賀之丞から「之丞」の文字を受け継いだものです。その特徴は、何と言ってもその美声にあります。張りのある高音は非常に聞きやすく、相撲ファンからの人気も非常に高いです。

経歴としては、1989年5月場所に「利樹」として初土俵を踏みました。1994年7月場所には、呼出の番付制導入に伴い、序二段呼出となりました。その後、1995年1月場所に三段目呼出、1999年1月場所には幕下呼出へと昇進。2002年5月場所には十両呼出に昇進しました。2005年1月場所に現在の「利樹之丞」へと改名し、2020年1月場所でついに幕内呼出へと昇進しました。

近年では、2021年8月22日に新型コロナウイルスに感染したことが発表されました。また、2022年7月場所11日目には、新型コロナウイルス感染による休場力士が多数発生した影響で、呼び上げる予定だった2番がいずれも不戦勝となり、この日は呼び上げの出番がなくなるといった珍しい出来事も経験しました。

利樹之丞は、その美しい声と安定した技術で、多くの相撲ファンに愛されています。呼出としての長年の経験と、様々な困難を乗り越えてきた実績は、今後の活躍への期待を高めています。

詳細な経歴

1989年5月場所: 「利樹」として初土俵
1994年7月場所: 序二段呼出に昇進
1995年1月場所: 三段目呼出に昇進
1999年1月場所: 幕下呼出に昇進
2002年5月場所: 十両呼出に昇進
2005年1月場所: 「利樹之丞」に改名
2020年1月場所: 幕内呼出に昇進

参考文献

『令和五年大相撲力士名鑑』ベースボールマガジン社、2023年

外部リンク

* 利樹之丞 - 日本相撲協会

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