前谷地駅

前谷地駅 (Maeyachi Station)

宮城県石巻市前谷地にある前谷地駅は、東日本旅客鉄道（JR東日本）の駅であり、同時にバス停留所としての機能も持っています。鉄道駅としては、石巻線と気仙沼線が乗り入れており、石巻線が所属線となっています。気仙沼線は当駅を起点としていますが、一部の列車は石巻線を経由して小牛田駅まで直通しています。

バス停留所としては、気仙沼線BRT（バス高速輸送システム）の起点となっており、鉄道とBRT間の乗り換えが可能です。

歴史

前谷地駅は、1912年（大正元年）10月28日に仙北軽便鉄道の駅として開業しました。その後、1914年（大正3年）には電報の取り扱いを開始し、1919年（大正8年）には仙北軽便鉄道が国有化され、国鉄（当時は鉄道院）の駅となりました。1922年（大正11年）には路線名変更により石巻線の駅となり、1968年（昭和43年）には柳津線が開業し、接続駅となりました。

1972年（昭和47年）に貨物の取り扱いを廃止、1977年（昭和52年）には気仙沼線の全通により、柳津線が気仙沼線に編入されました。1982年（昭和57年）には荷物の扱いも廃止され、1987年（昭和62年）の国鉄分割民営化に伴い、JR東日本の駅となりました。2015年（平成27年）には気仙沼線BRTが当駅まで延伸し、2020年（令和2年）には終日無人化されました。2024年（令和6年）には石巻線でえきねっとQチケットのサービスが開始される予定です。

駅構造

前谷地駅は、単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅です。各ホームは跨線橋で連絡しており、木造の駅舎が残っています。駅は小牛田統括センターが管理する無人駅ですが、2020年3月14日まではJR東日本東北総合サービスが駅業務を受託していました。駅舎内には自動券売機と、石巻線と気仙沼線BRT用のロケーションシステムがそれぞれ設置されています。

2015年の気仙沼線BRT延伸に伴い、駅前にBRTの乗降場が設けられました。当駅で石巻線と気仙沼線BRTを乗り継ぐ場合、BRTの当駅 - 柳津駅間は鉄道運賃が通算されます。

のりば

当駅始発の列車は、原則として3番線を使用しますが、気仙沼線初列車のみ2番線を使用します。駅構内には乗務員休憩所が設置されています。夜間滞泊の設定はなく、石巻線下り終列車（当駅止まり）と石巻線上り、気仙沼線の初列車は、小牛田駅 - 当駅間を回送されます。

利用状況

2023年度（令和5年度）のBRTの1日平均乗車人員は12人です。鉄道の利用状況については、無人化のため、現在は公表されていません。

2000年度以降の利用状況の推移は以下の通りです。

[ここに利用状況の表やグラフがあれば追記]

駅周辺

駅周辺は、旧河南町の中心集落であり、商店や住宅が立ち並んでいます。

隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）

■石巻線

涌谷駅 - 前谷地駅 - 佳景山駅

■気仙沼線（小牛田駅 - 当駅間は石巻線）

涌谷駅 - 前谷地駅 - 和渕駅

隣の停留所

東日本旅客鉄道（JR東日本）

■気仙沼線BRT

前谷地駅 - 柳津駅

脚注

[ここに脚注の内容があれば追記]

出典

[ここに典拠に関する情報があれば追記]

参考文献

石野哲（編）『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』（初版）JTB、1998年10月1日。ISBN 978-4-533-02980-6。

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧

外部リンク

駅の情報（前谷地駅）：JR東日本

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