加留部淳

加留部 淳

加留部淳（かるべ じゅん、1953年7月1日 - ）は、日本の実業家であり、豊田通商株式会社の代表取締役社長、代表取締役会長を歴任しました。また、日本貿易会副会長、中部経済同友会代表幹事、名古屋商工会議所副会頭など、経済界の要職を数多く務め、地域経済の発展にも貢献しました。その功績が認められ、レジオン・ドヌール勲章シュヴァリエを受章しています。

人物・経歴

神奈川県出身。神奈川県立湘南高等学校を経て、1976年に横浜国立大学工学部電気工学科を卒業後、豊田通商に入社しました。

入社後は、物流部長、取締役、執行役員、常務執行役員と着実にキャリアを重ね、2011年に豊田通商の代表取締役社長に就任しました。

社長在任中は、北中米、欧州、豪州、東アジアといった地域に加え、CFAOへの資本参加を通じてアフリカへの事業展開を積極的に進め、グローバルビジネスの拡大に大きく貢献しました。2017年には、その功績が認められ、駐日フランス大使館にてレジオン・ドヌール勲章シュヴァリエを受章しました。

創立70周年を迎えた2018年には、代表取締役会長に就任し、更なる企業価値の向上に尽力しました。

2019年には、中部経済同友会代表幹事、名港海運取締役、ネクスティエレクトロニクス取締役、三洋化成工業監査役にも就任し、幅広い分野で活躍しました。2020年には豊田通商取締役会長、KDDI監査役、2021年には中部経済同友会筆頭代表幹事を務めました。2022年には名古屋商工会議所副会頭に就任し、地域経済の発展に貢献しました。

その他、日本貿易会副会長、トヨタ不動産取締役、トヨタ・モビリティ基金理事、愛知・名古屋アジア競技大会組織委員会副会長、東海日中貿易センター副会長、豊田中央研究所監査役、日本経団連サブサハラ地域委員長、豊田理化学研究所評議員など、数多くの公職も歴任しました。

加留部淳は、豊田通商の経営者として、グローバルな視点と実行力で事業を拡大し、日本経済の発展に大きく貢献した人物として高く評価されています。また、中部経済同友会や名古屋商工会議所などの活動を通じて、地域経済の活性化にも尽力しました。

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