加藤啓子
加藤啓子(かとう けいこ、本名:溝上 啓子、
1978年6月12日 - )は、
日本棋院に所属する、
茨城県取手市出身の女流
囲碁棋士です。5歳で
囲碁を始め、数々のタイトルを獲得しました。
経歴
囲碁好きの父親の影響で、5歳から
囲碁を始めました。三姉妹の中で唯一、
囲碁に興味を持ち、小学校4年生でアマチュア四段の実力に達します。小学校5年生からは
日本棋院の幕張寮に入寮し、
矢代久美子と切磋琢磨しました。16歳から19歳までの3年間は緑星
囲碁学園で実力を磨きました。
1999年、本選リーグの成績により入段を果たします。これは、女流棋士としては祷陽子以来3年ぶり3人目の快挙でした。
2006年11月22日、「いい夫婦の日」に、同じく棋士である
溝上知親八段と結婚しました。
2007年2月21日、女流名人戦で優勝。入段以来、挑戦者になることはあってもタイトルには手が届かなかった加藤にとって、念願の初タイトル獲得となりました。
2008年4月1日に六段に昇段。同年8月25日には
女流最強戦で優勝、11月20日には第35期
天元戦で本戦入りを果たしました。
2010年には出産のため一時休場しましたが、同年11月11日に女流
本因坊戦予選で復帰しました。
2012年には、第25期女流名人戦リーグに3期ぶりに参加し、
2013年には第26期女流名人戦リーグに前期陥落から即復帰を果たし、通算4期目のリーグ入りを果たしました。
2014年には、第26期女流名人戦の挑戦者となりました。
昇段・良績
1999年:入段、二段
2001年:三段、
女流棋聖戦挑戦者
2003年:四段、女流棋聖戦挑戦者
2006年:五段
2007年:女流名人位、ネット囲碁レディース準優勝
2008年:六段、女流最強位、
天元戦本戦入り
2009年:女流棋聖戦挑戦者
2014年:女流名人戦挑戦者
タイトル
女流名人戦:1期(2007年 第19期)
女流最強戦:1期(
2008年 第10期)
登場回数7回、獲得合計2期
加藤啓子は、その才能と努力で数々のタイトルを獲得し、女流
囲碁界を牽引する棋士の一人です。結婚・出産後も現役を続け、後進の育成にも力を注いでいます。今後の活躍も期待されています。
外部リンク
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日本棋院の加藤 啓子 紹介ページ