溝上知親

溝上知親（みぞかみ ともちか）

溝上知親は、1977年6月22日生まれ、日本棋院東京本院所属の囲碁棋士。九段。長崎県佐世保市出身。加藤啓子を妻に持つ。

経歴

8歳で囲碁を覚え、翌年には少年少女囲碁大会長崎県大会で準優勝。全国大会へ進むも2回戦で敗退。この時、後のトップ棋士となる山下敬吾と対戦している。翌年は県大会で優勝し全国大会へ出場。小学校6年時に全国大会で優勝し、緑星囲碁学園の内弟子となる。当時の緑星には、青木紳一、加藤充志、秋山次郎、青木喜久代、山下敬吾らがいた。菊池康郎師匠からは「前を歩け」と助言を受ける。

1993年に入段、同年二段。1994年三段、棋聖戦三段戦で優勝。1995年四段、棋聖戦四段戦で優勝。1997年五段、1998年六段、1999年棋聖戦六段戦で優勝。2000年七段へと昇段を重ねる。

2001年、NEC俊英トーナメントで優勝し、第26期棋聖戦で初のリーグ入りを果たす。2002年には新鋭トーナメントで優勝。棋聖戦リーグでは二十五世本因坊治勲や淡路修三九段に勝利するも、リーグ陥落。第28期名人戦最終予選を勝ち抜き、初の名人リーグ入り。

2003年の名人戦リーグでは武宮正樹九段に勝利するも、リーグ陥落。2004年、新人王戦で優勝。2005年に八段へ昇段。2006年11月22日には加藤啓子と結婚。

2007年、第63期本因坊戦で初のリーグ入り。2008年の本因坊リーグでは蘇耀国八段、依田紀基九段、張栩名人碁聖に勝利するもリーグ陥落。2009年、第35期名人戦で7年ぶりのリーグ入りを果たす。

2010年の名人戦リーグでは5位となり、初のリーグ残留。2011年、第36期名人戦リーグでも残留に成功。2012年には棋聖戦リーグ入りを果たす(11期ぶり2回目)。第37期名人戦リーグでも残留し、賞金ランキングで自身初のトップ10入り（8位）。

2013年、名人戦リーグに4年連続で在籍するも陥落。賞金ランキングは2年連続でトップ10入り（9位）。2014年、200勝を達成し九段に昇段。

甘いマスクの持ち主としても知られ、日本棋院のインターネット投票では「いい男」の1位に選ばれた。

タイトル・棋戦優勝歴

NEC俊英囲碁トーナメント戦 1期（16期）
新鋭トーナメント戦 1期（32期）
* 新人王戦 1期（29期）

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