北九州市立本城陸上競技場

北九州市立本城陸上競技場について

北九州市立本城陸上競技場は、福岡県北九州市八幡西区の本城公園内に位置し、陸上競技を中心としたスポーツイベントが多く開催される重要な施設です。この競技場は1989年に開場し、日本陸上競技連盟の第2種公認を受けています。最初の大きなイベントとしては、1990年に開催された第45回国民体育大会で、ラグビー競技が行われたことが挙げられます。

施設は現在、北九州市が所有し、運営管理はスポーツパークパートナーズ本城共同事業体の手によって行われています。最近の変更として、2023年8月1日よりネーミングライツが導入され、"黒崎播磨陸上競技場 in HONJO"という名称が使用されています。

施設の規模と設備

本城陸上競技場は、観客席を含む3階建てのメインスタンドと築堤状のスタンドで構成されています。当初、メインスタンドには屋根がなく、サイドスタンドやバックスタンドは芝生席でしたが、2008年からの改修工事に伴い、400mトラックのレーン数が9に増加し、舗装もアスファルトからポリウレタン系の全天候型に変更されました。また、2009年にはバックスタンドの座席がベンチシートに改装され、メインスタンドの中央部分には背もたれ付きの椅子席と屋根が設置されています。これにより、収容人数は10,000人を誇ることになりました。

さらに、この競技場は天然芝フィールドが評価され、2014年と2015年にはJリーグベストピッチ賞を受賞しています。これにより、選手たちが最良のコンディションでプレイできる環境が整えられています。

主なイベント

本城陸上競技場ではさまざまなスポーツイベントが開催されています。陸上競技では、北九州陸上カーニバルや日本陸上競技選手権リレー競技大会が行われ、さらに福岡県内の重要な駅伝大会である九州実業団対抗毎日駅伝大会の発着点にもなっています。サッカーの試合も多く行われており、日本フットボールリーグやJリーグの試合がここで開催されました。特に、ギラヴァンツ北九州の公式戦が行われている他、天皇杯など全国大会の舞台にもなっています。

また、特筆すべきは1990年に開催された国民体育大会におけるラグビー競技や、2017年のワールドラグビー女子セブンズシリーズなど、国内外の大規模な大会が開催されていることです。

アクセス方法

本城陸上競技場へは、JR筑豊本線の二島駅から徒歩約23分でアクセスできます。また、北九州市営バスを利用する場合、JR鹿児島本線の折尾駅から30番のバスに乗車し、「本城陸上競技場前」で下車すると、徒歩3分ほどで到着します。ギラヴァンツの公式戦の際には、折尾駅や黒崎駅からシャトルバスも利用でき、小倉駅からの直行バスも運行されています。

自動車での訪問の場合、若戸大橋や北九州高速4号線の黒崎出入口からアクセスでき、国道199号本城バイパス沿いに位置しています。また、試合開催時には臨時駐車場が設けられ、無料の送迎バスが運行されるサービスも提供されています。

本城陸上競技場は、その多機能性とアクセスの良さから、地域住民やスポーツファンにとって欠かせないスポーツの拠点となっています。

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