国道199号

国道199号概要

国道199号は福岡県北九州市の門司区から八幡西区までを結ぶ一般国道で、その全長は49kmに及びます。具体的には、門司港湾合同庁舎前を起点とし、関門海峡の沿岸を進んで若戸大橋を渡り、八幡西区の日吉交差点で国道3号と接続しています。この道は、都市内で完結する国道として、地域の交通の要所となっています。

道路の特徴

国道199号は、門司区から小倉北区にかけて国道3号とほぼ平行に配置されていますが、JR九州の鹿児島本線と同じく南北に走るため、道路の接続性には多少の課題があります。若松から八幡西区までの区間は、筑豊本線と並走する様相を呈し、地域住民の交通手段としても重要な役割を果たしています。起点である門司港湾合同庁舎前は、国道198号の起点ともなっており、ここから国道199号へと接続がされています。

路線データ

• - 起点: 北九州市門司区（門司港湾合同庁舎前、国道198号の起点）
• - 終点: 北九州市八幡西区（日吉交差点、国道3号交点）
• - 重要な経過地: なし
• - 総延長: 49.0 km
• - 現道延長: 35.7 km
• - 旧道延長: 13.3 km
• - 未供用延長: なし

歴史

国道199号は昭和27年に道路法に基づき二級国道として初めて指定されました。当時は洞海湾を横断する橋は存在せず transport。1962年に若戸大橋が開通し、国道199号の重要な交通路の一部としての役割を担うようになりました。この橋の管理は2005年に北九州市に移管され、その後、公共団体による管理が始まりました。2005年から2006年にかけては一時的に国道の区域から外される時期もありましたが、最終的には国道に復帰しました。

バイパスと支線

国道199号にはいくつかのバイパスや支線があります。小倉北区から戸畑区を結ぶ支線は、国道3号から分岐しており、元宮町で若戸大橋に接続。さらに、砂津バイパスは砂津川河口部に新たに新砂津大橋を建設し、交通の混雑を解消する目的で整備されています。2016年には部分的な供用が開始されました。

道路施設

国道199号には多数の橋梁があります。中でも若戸大橋は、洞海湾をまたぐ日本初の長大吊橋であり、この地域のシンボルとも言える存在です。他にも、新赤坂橋や新砂津大橋など、様々な地点で重要な交通路を提供しています。また、トンネルもあり、新折尾トンネルは1978年に竣工しました。

交差交通

国道199号の沿線ではいくつかの鉄道とも交差しています。山陽本線、鹿児島本線、筑豊本線などがその一例です。特に、小倉北区では山陽新幹線とも接触し、様々な交通網が複雑に交差している地域であることが分かります。

このように、国道199号は北九州市の重要な交通路として、地域交通の発展に寄与し続けています。

もう一度検索