北井佑季

北井佑季：サッカー選手から競輪選手への転身

北井佑季（きたい ゆうき）は1990年1月27日生まれ、神奈川県横浜市出身の著名な競輪選手であり、元サッカー選手です。彼は日本競輪選手会神奈川支部に所属し、ホームバンクは平塚競輪場に設定されています。競輪選手養成所の第119期生であり、指導者は高木隆弘氏です。

サッカー選手としてのキャリア

北井は3歳からサッカーを始め、横浜F・マリノスジュニアユースでプレー後、桐光学園高校を経て近畿大学に進学しました。2010年に大学を中退してFC町田ゼルビアに加入し、2012年のJ2リーグ戦で初得点を挙げるなど活躍しました。

その後、松本山雅FCやカターレ富山、SC相模原といったクラブでプレーし、特に相模原では開幕から良好なパフォーマンスを見せましたが、出場機会が少なくなり、2019年にサッカー選手としてのキャリアを終えました。

競輪選手としての道

現役サッカー選手時代から競輪選手への興味を持っていた北井ですが、サッカーを続けるためその道を選んでいました。30歳を迎える頃、現役を引退すると、知人の助言を受け、競輪選手の道へと進むことに決めました。彼は、平塚競輪場を本拠とする元選手に紹介され、その師匠のもとで競輪の技術を学ぶことになりました。

養成所受験は一度のみ行い、見事合格。2020年5月には養成所に入所し、すぐに記録会で素晴らしい成績を収め、ゴールデンキャップを獲得しました。2021年には養成所を卒業し、プロの競輪選手としての第一歩を踏み出します。

プロデビューと成果

北井の競輪デビューは2021年5月1日で、新人戦で3着に入るなど注目されました。その後、西武園競輪場でのFIIミッドナイト競輪で初優勝を達成しました。2022年にはA級での連勝記録を持ち、S級に昇格するなど、競輪選手としての地位を確立していきました。

特に注目すべきは、2023年に行われたGII・第7回ウィナーズカップでの活躍と、同年の第38回全日本選抜競輪での初出場でした。さらに、2024年には高松宮記念杯を優勝し、GIでの成功を収めました。

人物と私生活

北井は家族を大切にしており、妻と1男1女の子どもがいます。競輪選手としての厳しい生活の中では、家庭との時間が制限されることもありました。特に養成所での生活は全寮制であり、コロナの影響で家族との絆が試されました。彼は競技の厳しさと家族への思いを両立しながら、現役競輪選手として成長を続けています。好きな食べ物は肉と寿司で、競技への情熱を持ちながら充実した毎日を送っています。

今後の北井の活躍にも目が離せません。

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