高木隆弘

高木隆弘（たかぎ たかひろ）

1969年5月20日生まれ、東京都台東区出身の競輪選手。日本[[競輪選手会]]常任理事および神奈川支部長を務める（2024年6月より）。ホームバンクは平塚競輪場。師匠は小門道夫。

経歴

法政大学第二高等学校時代は陸上競技に打ち込んでいたが、友人の勧めで競輪学校を受験し合格。競輪学校を28位で卒業後、当初は小田原競輪場を拠点に練習していた。デビュー直後からその才能を発揮し、同期の三宅伸、有坂直樹と共に「64期三羽烏」と称された。

1991年には競輪祭新人王戦で優勝し新人王を獲得。翌1992年にはKEIRINグランプリにも出場(4着)。1993年には全日本選抜競輪で特別競輪初優勝を果たし、トップ選手の仲間入りを果たす。同年のオールスター競輪決勝では、出口眞浩らと「法政二高カルテット」を結成し地元神山雄一郎選手に対抗したが、2着に終わった。しかし、同年12月にはふるさとダービーを制覇している。1994年のオールスター競輪決勝では、出口眞浩選手に優勝を譲る形で2着に入っている。

1997年に練習拠点を平塚競輪場に移し、その後も1998年と2001年に高松宮記念杯競輪を制覇。2004年の地元花月園競輪場でのオールスター競輪決勝では、井上昌己選手と即席ラインを組み、2人で後方集団を抜け出すも、井上選手との一騎打ちに敗れ2着。40歳を過ぎてもGIなどの大舞台で活躍を続けたが、加齢による脚力の衰えから、2019年1月にS級からA級1班へ降格となった。

2019年7月21日には、大垣競輪GIII2日目第1レースで1着となり、通算500勝を達成。デビューから31年目での記録達成であった。同年9月23日には平塚競輪場にて通算500勝表彰式が行われた。2024年6月下旬より、日本[[競輪選手会]]常任理事および神奈川支部長に就任。

主な獲得タイトル

1991年 - 競輪祭新人王（小倉競輪場）
1993年 - 全日本選抜競輪（青森競輪場）
1998年 - 高松宮記念杯競輪（大津びわこ競輪場）
2001年 - 高松宮記念杯競輪（大津びわこ競輪場）

競走スタイル

デビュー当初は自在戦法であったが、現在は追込選手として活躍している。全盛期には、直線でのダッシュ力だけでなく、後方から迫る選手を体当たりでブロックする「張り」という技術も持ち味で、他の自力選手からも恐れられていた。特に吉岡稔真選手への対抗意識は強く、「吉岡キラー」の一人として知られていた。2001年の高松宮記念杯競輪決勝では、吉岡選手を2度の「張り」で失速させたプレーが絶賛された。

エピソード

若い頃の風貌が渡嘉敷勝男に似ていたため、「トカちゃん」というニックネームで呼ばれていた。

2004年5月25日放送の「『ぷっ』すま」では、小倉優子に「そば屋の出前みたい」と言われた。

ガールズケイリン選手である高木真備選手とは、登録地やホームバンクは異なるものの、同姓であった縁から、2015年より指導を開始。高木真備選手を2021年のガールズグランプリ優勝に導いた。また、同じくガールズケイリン選手の高木佑真選手（川崎競輪場をホームバンクとする）の指導も行っており、成績向上に貢献している。さらに、元Jリーガーの北井佑季選手を競輪選手として指導し、GIタイトルホルダーにまで育て上げるなど、指導者としての手腕も高く評価され、「名伯楽」とも呼ばれている。

関連項目

小門洋一 - 元競輪選手。師匠の甥で兄弟子。
河野淳吾、北井佑季 - ともに元Jリーガー。弟子として指導している。
競輪選手一覧

外部リンク

高木隆弘選手プロフィール - KEIRIN.JP

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