北京地下鉄2号線

北京地下鉄2号線

北京地下鉄2号線は、中華人民共和国の首都、北京市を走る地下鉄路線です。ラインカラーは青色（■青）で、市民の足として重要な役割を担っています。

概要

北京地下鉄2号線は、通称「環線」と呼ばれ、北京市中心部を一周する環状線です。この路線は、かつての北京内城の城壁の跡に沿って建設されており、西直門駅を起点としています。そのため、駅名に「門」の字が付く駅が多いのが特徴です。路線の地上部分には、都市幹線道路である「二環路」（環状二号線）や「前三門大街」（前三門大通り）が整備されており、地下鉄とほぼ並行して市バス44系統（内回り、外回り）が運行されています。

運行方式は右側通行で、西直門駅から復興門駅、北京駅方面へ向かう反時計回りが「外環」（外回り）、西直門駅から東直門駅、建国門駅方面へ向かう時計回りが「内環」（内回り）となっています。

路線データ

複線区間：全線
電化区間：全線（直流 750 V 第三軌条方式）
地上区間：なし（入出庫線を除く）
走行方向：右側通行

沿革

北京地下鉄2号線の歴史は以下の通りです。

1969年10月1日：苹果園駅 - 南礼士路駅 - 長椿街駅 - 北京駅間が開通。当初は公務員のみ利用可能でした。（苹果園 - 南礼士路間は1号線の一部、南礼士路 - 長椿街間は1号線と2号線の連絡線）
1977年：一般市民に開放。
1980年：外国人も使用可能になりました。
1984年9月20日：建国門駅 - 西直門駅 - 復興門駅間が開通し、環状線として完成。

使用車両

2号線では、様々な車両が使用されてきました。現在は6両編成のDKZ16型が使用されています。

DKZ16型：2008年 - 現在

かつて使用されていた車両

DK8型→DK16、DK16A、DK16AG型、DK19型：1984年 - 2008年
BD1型：1990年 - 2008年
BD11（GTO300）型（「304kW サイリスタチョッパ制御」プロジェクト）：1996年 - 2008年
DKZ1型（DK13+DK14+DK15）：1988年 - 2003年
BD11型：2000年 - 2004年
DK6型：1979年 - 2008年

駅一覧

(駅一覧は省略)

関連項目

中華人民共和国の鉄道

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