北初富駅

北初富駅

北初富駅（きたはつとみえき）は、千葉県鎌ケ谷市初富に位置する、新京成電鉄新京成線の駅です。駅番号はSL10。

歴史

かつて、駅付近には北総鉄道北総線の高架が並行しており、新京成線の新鎌ヶ谷駅が開業する前は、北総・公団線（当時）の分岐駅として共同使用されていました。

1955年（昭和30年）4月21日：新京成電鉄新京成線の駅として開業。
1979年（昭和54年）3月8日：北総開発鉄道（現：北総鉄道）北総線が小室駅から当駅まで開業。新京成電鉄に乗り入れを開始し、両線の連絡駅となりました。当時、北総線は当駅のすぐ東側で新京成線と平面交差で分岐し、未使用の高架線をくぐった後、上り勾配の高架線となり、新鎌ヶ谷信号場で現在の路線と合流し、西白井方面へ向かっていました。
1992年（平成4年）7月8日：新京成線新鎌ヶ谷駅の開業に伴い、北総・公団線の当駅～新鎌ヶ谷間が廃止。両路線の連絡は新鎌ヶ谷駅に変更されました。
2014年（平成26年）2月23日：鉄道連続立体交差化工事の進捗に伴い、駅付近の線路が仮線に切り替えられ、仮駅が新鎌ヶ谷寄りに設置されました。
2017年（平成29年）10月21日：下りホームが高架化されました。
2019年（令和元年）12月1日：上りホームが高架化。同時に駅監視システムが導入され、22時から翌朝7時までの間は駅員が不在となりました。
2025年（令和7年）4月1日（予定）：新京成電鉄の吸収合併に伴い、京成電鉄松戸線の駅となる予定です。

駅構造

現在の駅は、相対式ホーム2面2線の高架駅です。駅舎のデザインは「共生」をテーマとし、暖色系の外装パネルとガラス開口部で風や雲をイメージしており、イメージカラーは緑色です。

2014年（平成26年）2月22日までは、現在地から約200メートル西側（松戸寄り）に位置する橋上駅で、2面2線の相対式ホームを持っていました。バリアフリーに対応していたのは、南口出入口とコンコースを結ぶエスカレーターのみでした。当時は、新京成の駅の中で吊り下げ式の時刻表や旧式の方面サインが残っていました。

高架化工事に伴い、2014年2月23日に線路が約20メートル南側の仮線へ移設され、約200メートル東側（新鎌ヶ谷寄り）に仮駅が設置されました。移設後は、改札口と上りホームを結ぶエレベーター、下りホーム地下道と同ホームを結ぶエレベーター、多機能トイレが設置されました。2017年10月21日には下り線が高架化され、ホームも移設されました。このため、移設前は駅名と所在地が一致しませんでしたが、移設後に一致するようになりました。

現在は有人駅ですが、2019年12月1日からは駅監視システムが導入され、22時から翌朝7時までの間は駅員が不在となります。

のりば

1番線：京成津田沼方面
2番線：松戸方面

利用状況

2023年度の1日の平均乗降人員は5,298人で、新京成線全24駅中23位です。

各年度の一日平均乗車人員は以下の通りです。

（表は省略）

駅周辺

当駅を降りて隣の新鎌ヶ谷駅へは徒歩約10分程度で行くことができます。両駅間は約800メートルと近く、当駅ホームからも新鎌ヶ谷駅の駅舎を確認できます。また、2つ先の初富駅へも国道464号を歩いて約10分程度（約1キロメートル）で行くことができます。

主な周辺施設：

専修大学松戸高等学校（グラウンド）
鎌ケ谷市立第三中学校
鎌ケ谷市立西部小学校
鎌ケ谷中沢郵便局
鎌ケ谷総合病院
初富保健病院
JAとうかつ中央 鎌ケ谷支店
ビッグ・エー 鎌ヶ谷北初富店
サンドラッグ 初富本町店
オリンピック（旧・Kマート鎌ヶ谷店）- ホームセンターに特化した店舗として展開
トレジャー・ファクトリー 鎌ヶ谷店
ファイターズ鎌ケ谷スタジアム（日本ハム鎌ケ谷球場、徒歩約34分、最寄り駅は鎌ヶ谷駅）
貝柄山公園
下総小金中野牧跡（国指定史跡） - 江戸幕府が設置した軍馬育成のための放牧場跡
鎌ケ谷ゴルフセンター

バス路線

鎌ケ谷市コミュニティバス「ききょう号」 ききょう西線

隣の駅

新京成電鉄

新京成線

くぬぎ山駅 (SL09) - 北初富駅 (SL10) - 新鎌ヶ谷駅 (SL11)

かつて存在した路線

北総開発鉄道

北総・公団線

北初富駅 - 新鎌ヶ谷駅

脚注

（注釈、出典は省略）

関連項目

日本の[[鉄道駅一覧]]

外部リンク

* 新京成電鉄 北初富駅

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