北利根工業団地

北利根工業団地の概要

北利根工業団地は茨城県古河市北利根に位置する、内陸型の工業団地です。この団地は関東平野のほぼ中央にあり、古河市の南部に広がる平地に築かれています。その面積はおおよそ123.0ヘクタールで、丘里工業団地とともに計画され、造成されました。また、JR東日本の古河駅から東南方向に約8kmの距離にあり、新4号国道バイパスにも近接しています。この団地には様々な業種の企業が集まっており、主に素材や物流などを取り扱う企業が多いです。

沿革

北利根工業団地の歴史は1960年にさかのぼります。この年、茨城県内に工場誘致を促すための委員会が設立され、その後、「総和村工場誘致条例」が制定されました。1961年には茨城県が「茨城県総合振興計画」を公示し、古河・総和地域を工業化拠点として位置づけました。

1964年には日本住宅公団によって釈迦山工業団地の造成が始まり、1966年にはこれが完了しました。また、1967年には釈迦山工業団地から北利根工業団地への名称変更が行われ、周辺地域の一部も含まれることとなりました。1968年にはジャパンパイル茨城工場が新設され、その後1969年にはアイオン関東工場も稼働を開始しました。

1970年代には、BASFジャパン北利根工場や積水ハウス関東工場、ジャパンフリトレー古河工場などが設立され、多くの企業が立地を始めました。さらに、1972年には日本バイリーン東京工場も完成しています。

2011年以降、プロロジスがいくつかの物流施設を完工し続けており、2023年5月には「プロロジスパーク古河4」が竣工しました。これはマルチテナント型の物流施設で、今後もさらなる施設の増強が予定されています。そして、2024年にはプロロジス「プロロジスパーク古河5」および「プロロジスパーク古河6」の竣工が予定されています。

主な企業

北利根工業団地には数多くの企業が拠点を置いており、その中には

• - アールエム東セロ、
• - アイオン、
• - きもと、
• - 三久自動車工業、
• - 三洋工業茨城工場、
• - ジャパンパイル、
• - ジャパンフリトレー、
• - 日本バイリーン、
• - BASFジャパン、

などが含まれています。

交通アクセス

北利根工業団地の利便性には交通アクセスも貢献しています。最寄りの鉄道駅はJR東日本の古河駅で、東口から国道4号線と354号線を経由しておよそ8kmの位置にあります。また、路線バスも利用可能で、古河駅東口から出発する「駒羽根循環」バスに乗車し「北利根工業団地」で下車することができます。さらに、新4号国道に面した高野交差点や久能交差点も近く、道路網も整備されています。

このように、北利根工業団地は交通アクセスの良さや周辺企業との連携によって、多様なビジネスチャンスを提供する地域の重要なシンボルとなっています。

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