北口正光

北口 正光のプロフィール

北口 正光（きたぐち まさみつ、1967年3月18日生まれ）は、和歌山県出身の元アマチュア野球選手（内野手）であり、野球指導者としての経歴も持っています。彼は、学生から社会人野球まで多彩な経歴を持ち、その経験を活かし野球界に多大な影響を与えてきました。

経歴

高校時代

北口は大阪のPL学園高等学校に進学し、野球部に所属しました。主に三塁手として活躍し、1984年の夏の甲子園では「KKコンビ」の清原和博、桑田真澄と共にチームを支えました。この年、北口は25打数12安打という成績を収め、「KKの後ろを打つ男」として注目を浴びました。大会は惜しくも決勝で取手二高に敗北し、準優勝という結果を残しました。高校同期の仲間たちも後にプロ野球選手や指導者として成功を収めています。

大学時代

1985年、高校卒業後は亜細亜大学に進学しました。大学では野球部に在籍し、4年生の春には三塁手としてベストナインに選出されるほどの実力を示しました。同期には後に指導者として名を馳せる生田勉や、関西の名門校出身の中本浩がいました。また、阿波野秀幸や与田剛といったその後のプロでの活躍が期待される選手たちとも同じ時期にプレーしました。

社会人野球

大学卒業後、松下電器（現・パナソニック）に入社し、都市対抗野球大会などの大舞台で活躍しました。彼は2003年までプレイヤーとしてのキャリアを続け、その後はコーチとしてこのチームに貢献しました。鍛治舎巧監督の下で選手としてだけでなく、指導者としてのスキルも養いました。

彼の選手生活の中で、8度にわたり都市対抗野球大会に出場し、名門チームの一員として重要な役割を果たしてきました。1998年のオフに選手としてのキャリアを終えた北口は、1999年から2003年にかけて松下電器のコーチに就任しました。

指導者としてのキャリア

2004年から2007年まで松下電器の監督としてチームを指導しました。在任中には、多くの若手選手を育て、特に久保康友投手の成長に貢献しました。2008年から2020年には社名変更後のパナソニック野球部で副部長、部長を歴任し、チームの運営に尽力しました。

2019年シーズン終了後、北口は長年住んでいた大阪から東京へ転勤し、当時の東京農業大学の監督から指導を要請されました。彼は週末を中心に指導に当たり、その熱意が評価されると、2021年からフルタイムのコーチとして選手たちに指導を行うことになりました。

2022年には樋越監督の退任に伴い、北口が監督に昇格し、新たな体制でチームを率いることとなりました。彼の豊富な経験と指導力は、これからも多くの選手たちに影響を与え続けることでしょう。

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