北山停留場

北山停留場について

北山停留場（きたやまていりゅうじょう）は、高知県吾川郡いの町にあるとさでん交通伊野線の重要な路面電車の停留場です。この停留場は、1960年に設立され、五つのステップを経て成長してきました。その歴史を振り返ることで、地域の交通の発展がいかに重要であったかを理解できます。

歴史

北山停留場は、かつて別々に存在していた北山口停留場と塩崎停留場を統合する形で新たに設置されました。北山口停留場と塩崎停留場はどちらも1907年に伊野線が開通した際に同時に開業したのですが、統合前の両端のキロ程はほぼ同じで、北山口停留場は10.3km、塩崎停留場は10.4kmでした。

北山口停留場は1943年に一度営業が休止され、1952年に再開されました。その後、1960年に両停留場が統合され、北山停留場として新たに生まれ変わったのです。また、2014年には土佐電気鉄道が高知県交通・土佐電ドリームサービスと運営統合し、とさでん交通が発足し、現在の運営形態が確立されました。

年表

• - 1907年11月7日: 枝川 - 伊野間が開通。北山口・塩崎停留場開業。
• - 1943年1月16日: 北山口停留場が休止。
• - 1952年10月15日: 北山口停留場が復活。
• - 1960年11月1日: 北山口・塩崎が統合・廃止。新たな北山停留場が開業。
• - 2014年10月1日: とさでん交通が発足。

停留場の構造

北山停留場には二つの乗り場があります。ナビゲーションは、東行きの伊野方面と西行きのはりまや橋方面に分かれています。ただし、乗り場は直接向かい合っているわけではなく、斜めに配置されているため、少し歩く必要があります。

はりまや橋方面行きにはホームが設けられていますが、伊野方面行きの乗り場は、安全地帯として白線が示され、隣の道路上で待機する形になります。これにより、乗降時に注意が必要です。

停留場周辺

北山停留場の周囲は興味深い地形になっています。北側には丘が迫っており、停留場がその斜面に密着するように設置されています。南側には国道33号が、さらにその南側には土讃線の線路が布局し、当停留場から伊野商業前停留場にかけて、伊野線の軌道と並走している様子が見受けられます。

交通の要所

また、停留場近くには「県交北部交通」のバス停もあり、公共交通の利便性向上に寄与しています。このように北山停留場は、伊野地域の交通の要所として、多くの利用者に親しまれている存在です。

停留場の歴史から周辺情報、交通機関としての役割まで、北山停留場は地域の発展に貢献し続ける重要なインフラストラクチャーである事は明白です。

もう一度検索