北海道中央バス札幌ターミナル

北海道中央バス札幌ターミナル

北海道中央バス札幌ターミナルは、北海道札幌市中央区大通東1丁目に位置するバスターミナルです。北海道中央バス（中央バス）のバス事業部（旧・札幌事業部）が管轄しており、札幌市内および道内各地への路線バス、高速バスが多数発着する交通の要衝となっています。

概要と歴史

1956年（昭和31年）12月28日に、札幌駅に近い北4条西4丁目に開設されました。その後、1966年（昭和41年）12月15日に現在地へ移転。1980年（昭和55年）には4階部分を増築し、現在の形となりました。

ターミナルには、早朝から深夜まで多くのバスが発着します。釧路からの高速バスが5時35分に到着し、函館への高速バスが23時55分に出発するまで、1日に高速バスは約220便、市内・近郊路線が約180便も運行されています。近年、高速バスの多くは札幌駅バスターミナル発着となり、札幌ターミナルは一部路線を除き、経由地としての役割を担っています。

ターミナル1階には、バスのりば、待合室、自動券売機、窓口、売店など、乗客向けの施設が設けられています。2階から4階は、経営企画室、バス事業部、シィービーツアーズなど、中央バスの事務所や貸事務所として利用されています。地下1階には飲食店などのテナントが入居しています。かつて2階と地下1階では「中央ターミナルデパート」が営業していましたが、1995年（平成7年）に閉店しました。

再開発計画

札幌ターミナルおよび隣接する北海道電力本店ビルは老朽化が進んでおり、隣接する閉鎖予定の北海道四季劇場（現・東1丁目劇場施設）を含めた一帯で再開発計画が進行中です。バスターミナル、ホテル、オフィスなどが入居する高層ビルを建設し、2029年度の開業を目指していましたが、需要の低迷などにより、当初の計画通りに進めることは難しい状況となっています。

のりば案内

2024年（令和6年）10月1日現在ののりばは以下の通りです。11〜13番のりばはターミナル外にあります。なお、バスの増発などにより、のりばが変更となる場合があります。

1番のりば: 江別方面（札江線 江別駅前行）
2番のりば: 岩見沢、三笠、滝川、留萌方面（高速いわみざわ号、高速みかさ号、高速たきかわ号、高速るもい号）
3番のりば: 旭川、名寄、遠軽、紋別、函館方面（高速あさひかわ号、高速なよろ号、高速えんがる号、高速流氷もんべつ号、高速はこだて号）
4番のりば: 栗山、富良野、苫小牧、室蘭方面（高速くりやま号、高速ふらの号、高速とまこまい号、高速むろらん号、高速白鳥号）
5番のりば: 小樽、北見、網走、斜里方面（高速おたる号、ドリーミントオホーツク号、イーグルライナー）
6番のりば: 帯広、釧路方面（ポテトライナー、スターライト釧路号）
7番のりば: 石狩方面（14 花川南団地線、16 花畔団地線、石狩線、札厚線）
8番のりば: 屯田、篠路方面（02 屯田線、36 篠路駅前団地線）
9番のりば: 増発便、臨時便、定期観光バスなど
10番のりば: 貸切バスなど
11〜13番のりば: ターミナル外

降車場所

到着便の降車場所は、ターミナルビルの西側（創成川通沿い）です。かつてはターミナルビル西側でも乗車扱いを行っていましたが、創成川通アンダーパス連続化事業の開始に伴い、乗車場所はターミナル内に移され、降車場所はターミナル南側に集約されました。その後、創成川通アンダーパス連続化事業の進展と、ターミナル東隣の劇団四季新劇場建設工事に伴い、降車場所は再度西側に移設されました。

周辺のバス停

札幌ターミナル周辺には、以下のバス停が設置されており、札幌ターミナルを経由しない便が停車します。

大通公園、ホテルモントレエーデルホフ札幌、札幌グランドホテル
北1条
バスセンター（大通バスセンター）
* 時計台前

詳細な路線情報については、各営業所の記事や路線記事を参照ください。

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