北海道道41号函館恵山線

北海道道41号函館恵山線は、函館市庵原町から日浦町を結ぶ主要地方道です。この路線は、函館市の南東部を横断し、変化に富んだ景観を楽しめるルートとして知られています。

概要

この道道は、地域の生活道路としての役割を担う一方で、観光資源としての側面も持ち合わせています。特に、女那川町と日浦町の間にある旧国道278号の区間は、手掘りのトンネルが連続する「日浦洞門」として知られ、独特の景観を作り出しています。

路線データ

起点：北海道函館市庵原町（北海道道83号函館南茅部線交点）
終点：北海道函館市日浦町（国道278号交点）
総延長：23.429 km
実延長：23.393 km
未舗装延長：3.250 km

歴史

北海道道41号函館恵山線は、その成立過程においていくつかの変遷を経ています。

1957年（昭和32年）：172号尻岸内函館線として路線認定
1985年（昭和60年）：尻岸内町の恵山町への町名変更に伴い、恵山函館線へ名称変更
1987年（昭和62年）：恵山町女那川から恵山町日浦の旧国道278号の一部を編入し、起点を変更
1993年（平成5年）：函館恵山線として主要地方道に指定
1994年（平成6年）：路線名を函館恵山線に変更し、起点と終点を入れ替え。路線番号を41号に変更

路線状況と道路施設

この路線には、日浦洞門に代表されるトンネルや橋梁などの道路施設が多く存在します。

主なトンネル

日浦1号トンネル (10 m)
日浦2号トンネル (50 m)
日浦3号トンネル (17 m)
日浦4号トンネル (18 m)
日浦5号トンネル (5 m)
日浦6号トンネル (12 m)
日浦7号トンネル (16 m)

廃止されたトンネル

日浦8号トンネル (約23 m): 防災工事で開削撤去
日浦9号トンネル (約10 m): 開削撤去

主な橋梁

冷水橋（汐泊川）
鉄山橋（温川）
白滝沢橋（温川）
野広橋（温川）
蛾眉野沢橋（蛾眉野沢川）
記念橋（温川）
糸川橋（糸川）
盤の沢橋（盤の沢川）
木染橋（無名川）
白妙橋（唐川）
紅雲橋（唐川）
蒼流橋（唐川）
唐川橋（唐川）
冷水橋（冷水川）

地理

函館恵山線は、渡島総合振興局管内の函館市内を通過します。沿線には、自然豊かな景観が広がっており、ドライブやツーリングにも適しています。

交差する道路

北海道道83号函館南茅部線
北海道道970号蛾眉野原木線
国道278号

沿線施設

函館市消防本部東消防署恵山出張所
恵山総合体育館
尻岸内郵便局
函館市立えさん小学校
道南うみ街信用金庫えさん支店
大澗簡易郵便局
大澗漁港
サンタロナカセ岩

北海道道41号函館恵山線は、地域の足としてだけでなく、その景観や歴史を通じて、訪れる人々に多様な魅力を提供しています。

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