北磻磨聖也

北磻磨 聖也 - 大[[相撲]]力士の軌跡

北磻磨 聖也（きたはりま せいや）、1986年7月28日生まれ、兵庫県龍野市（現在のたつの市）の出身であり、山響部屋に所属する現役の大[[相撲]]力士です。本名は嶋田 聖也（しまだ せいや）で、身長181cm、体重131kg、血液型はO型です。彼は、俊敏さを生かした突きや押しを得意とし、2016年7月場所では東前頭15枚目という最高位に達しました。彼は「花のロクイチ組」の一員でもあります。

来歴

北磻磨は皮革業を営む家庭の二男として生まれました。幼少期は柔道を経験し、小学4年生の時に行われたわんぱく相撲の西播磨大会で優勝を果たし、相撲の世界に転向することを決意します。その活動の中で、相撲教室に通いながら、相撲の道を進んでいきました。中学校時代には全国中学生相撲選手権大会にも出場し、実績を重ねました。

高校進学を考えていた北磻磨ですが、都道府県大会の時に北の湖部屋に泊まり、彼の稽古を見たことで相撲の世界で活躍したいと心を決めます。中学校卒業後、北の湖部屋に入門し、2002年3月場所で初土俵を踏みます。入門当初の同期には有名な稀勢の里や鳰の湖などがいましたが、彼は初土俵から長い間幕下に定着できず、苦しい時期が続きました。

2008年3月に四股名を嶋田から北磻磨に変更し、これによって相撲界での再出発を果たします。四股名の「北」は師匠の名前から取り、「磻磨」は出身地に由来しています。この名前に込められた思いを胸に、彼は着実に成績を上げていきます。

2011年から2013年にかけては、十両昇進のチャンスを伺い続け、積極的な取り組みを見せていましたが、何度も幕下へ陥落し、再び十両に昇進するための道のりは簡単ではありませんでした。しかし、2014年には4度目の十両昇進を果たし、同年の9月場所では約15場所ぶりに自己最高位を更新する成果を収めます。

取り口

北磻磨の相撲スタイルは、前傾姿勢で土俵を擦る独特の立ち合いが特徴です。対戦相手に低く当たった後、下から突き起こす力強さを持つ一方で、軽量なため守勢に回ると脆さを見せることが課題でもあります。また、変化に弱いという弱点も抱えていますが、その取り口による基礎運動に加え、体を鍛えるために工夫を凝らしています。2023年には37歳を迎えた現在も、体力の維持に努め、伸びしろを感じています。

人物・エピソード

北磻磨には弟もおり、同じ相撲道を歩んでいました。弟も北の湖部屋に所属し、2022年に引退しています。稽古熱心さが評価される一方で、趣味はなく、日々の大半を相撲に注いでいるといいます。北の湖の死去後は、彼の言葉に重みを感じつつ、今も懸命に相撲と向き合い続けています。

将来的には幕内での「大活躍」を目標としており、長い相撲人生の中で、さらなる飛躍を目指しています。記録としては、九度の十両昇進や、九度の幕下陥落という異例の経験を有しています。115kgの身で、動きは普段からよく鍛えられた状態を維持し、ファンを惹きつける存在であり続けることでしょう。

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