花のロクイチ組

花のロクイチ組

「花のロクイチ組」とは、昭和61年度に生まれた関取たちを総称する名称である。このグループは、昭和61年4月2日から昭和62年4月1日までに生まれた力士を含む。彼らの名前は、10年前に生まれた「花のゴーイチ組」に由来し、関取となった力士たちによって構成されている。特に、現役力士として活躍する人物も含まれており、その影響力は大きい。

主なメンバー

花のロクイチ組には、以下の力士たちが含まれ、特に注目されている。

1. 稀勢の里寛（第72代横綱、現年寄・二所ノ関） - 昭和61年7月3日生まれ
2. 豪栄道豪太郎（第245代大関、現年寄・武隈） - 昭和61年4月6日生まれ
3. 碧山亘右（最高位関脇、現年寄・岩友） - 昭和61年6月19日生まれ
4. 勢翔太（最高位関脇、現年寄・春日山） - 昭和61年10月11日生まれ
5. 妙義龍泰成（最高位関脇、現年寄・振分） - 昭和61年10月22日生まれ
6. 魁聖一郎（最高位関脇、現年寄・友綱） - 昭和61年12月18日生まれ
7. 宝富士大輔（最高位関脇） - 昭和62年2月18日生まれ
8. 栃煌山雄一郎（最高位関脇、現年寄・清見潟） - 昭和62年3月9日生まれ
9. 臥牙丸勝（最高位小結） - 昭和62年2月23日生まれ
10. 北磻磨聖也（最高位前頭15枚目） - 昭和61年7月28日生まれ
11. 荒鷲毅（最高位前頭2枚目） - 昭和61年8月21日生まれ
12. 德勝龍誠（最高位前頭2枚目、現年寄・千田川） - 昭和61年8月22日生まれ
13. 皇風俊司（最高位前頭13枚目） - 昭和61年9月23日生まれ
14. 鳰の湖真二（最高位前頭16枚目） - 昭和61年12月16日生まれ
15. 魁猛（最高位十両10枚目） - 昭和61年4月5日生まれ

これらの力士の中で、稀勢の里や豪栄道は現在、部屋の師匠として新たな世代を育成している。

時代背景

花のロクイチ組は、その活躍時代において、平成の大横綱と称される白鵬翔の影響を受けた。しかし、花のロクイチ組には大関以上の昇進者は少なく、特に三役に昇進する力士が多く存在していることが特徴だ。一方で、モンゴル系の力士たちは、この世代から三役に昇進することがなかったのは興味深い。

この世代の力士たちは多くが近畿地方出身であり、学生相撲や高校相撲出身の選手も多く見られる。実際に、昭和61年度に生まれた力士の中では、出世が早い部類である。具体的には、稀勢の里、豪栄道、德勝龍の三人が幕内最高優勝を果たしたほか、栃煌山も優勝決定戦に進出した実績がある。

次世代との比較

花のロクイチ組に続く世代は、平成4年度生まれの「花のヨン組」と称されている。この世代は、他のスポーツでも国際的に活躍した選手が多く、例えば、ダルビッシュ有や本田圭佑、小平奈緒などがいる。このように花のロクイチ組は、相撲界に重要な影響を与えた世代であると同時に、次の世代への架け橋ともなる存在である。

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