十和村 (高知県)

十和村について

十和村は、高知県幡多郡に位置していた村で、2006年3月20日に窪川町、大正町との合併により、四万十町の一部となりました。四万十川の恵みを受けた自然豊かな地域であり、歴史と文化が色濃く残る場所でした。

地理

十和村は、四万十川が流れる地域に位置しており、豊かな自然環境に恵まれていました。美しい景観は、多くの人々を魅了し、観光資源としても重要な役割を担っていました。

隣接自治体

四万十市
幡多郡大正町
愛媛県
北宇和郡鬼北町
北宇和郡松野町

歴史

十和村は、1957年（昭和32年）8月1日に昭和村と十川村が合併して誕生しました。村の名前は、旧村名から一文字ずつ取って命名されました。その後、1963年には一部地域で大字の再編が行われ、昭和地区に轟の全域と野々川の一部が編入されました。

2006年（平成18年）3月20日、大正町、高岡郡窪川町との合併により、高岡郡四万十町が発足し、十和村は廃止となりました。

交通

鉄道

四国旅客鉄道（JR四国）予土線が村内を通過しており、以下の駅が設置されていました。

土佐昭和駅
十川駅

道路

国道381号
高知県道106号十和吉野線

これらの道路は、村内外の交通を支え、人々の生活に欠かせないインフラとなっていました。

教育

十和村には、以下のような教育施設がありました。

中学校

十和村立十川中学校
十和村立昭和中学校

小学校

十和村立十和小学校
十和村立昭和小学校
十和村立広井小学校
十和村立大道小学校
十和村立古城小学校
十和村立十川小学校

これらの学校は、地域の子どもたちの教育を担い、地域社会の発展に貢献していました。

名所・旧跡

十和村には、豊かな自然や歴史を感じられる名所や旧跡が数多く存在しました。

竜王の滝: 美しい滝は、訪れる人々を魅了しました。
地吉の夫婦杉: 樹齢を重ねた巨木は、自然の偉大さを感じさせます。
こいのぼりの川渡し: 四万十川に架けられたこいのぼりは、春の風物詩として親しまれていました。
ふるさと交流センター: 地域の人々の交流拠点として利用されていました。
ライダーズイン四万十: バイカー向けの宿泊施設として人気がありました。
沈下橋: 四万十川の象徴ともいえる沈下橋は、今もなお人々の生活に利用されています。
三又茶屋: 歴史ある茶屋は、旅人の休憩場所として親しまれていました。
三島キャンプ場: 四万十川のほとりでキャンプを楽しめる場所でした。

これらの名所や旧跡は、十和村の歴史と文化を今に伝える貴重な遺産です。

関連項目

高知県の廃止市町村一覧

外部リンク

旧十和村サイト: インターネットアーカイブに保存された旧十和村のウェブサイト。

十和村の公式サイトは、2006年3月20日の合併以降、四万十CATVのサイトに引き継がれましたが、四万十CATVの全町サービスエリア化工事が完了するまで存続していました。

十和村は、その歴史と豊かな自然、そして地域の人々の温かさに包まれた魅力的な場所でした。合併後もその名前は、四万十町の一部として受け継がれています。

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