十四種競技
十四種競技とは
十四種競技（じゅうよんしゅきょうぎ）は、陸上競技の中でも特に多様な種目を組み合わせた混成競技の一つです。国際陸連の公式な競技種目には分類されていませんが、女子のウルトラ混成競技として、世界中で広く行われています。この競技は、十種競技（デカスロン）や七種競技（ヘプタスロン）に相当するもので、外国名ではテトラデカスロン（Tetradecathlon）と呼ばれ、一般にはダブル・ヘプタスロンとも称されています。
競技の構成
十四種競技は、2日間にわたって行われ、全体で十四の競技種目が実施されます。1日目には6つの種目、2日目には残りの8つの種目が行われ、選手たちは様々な技術と持久力を駆使し、全体の成績を争います。種目の競技順は、以下のように構成されています。
1日目（6種目）
1. 100mH（女子110mハードル）
2. 走高跳
3. 1500m
4. 400mH（女子400mハードル）
5. 砲丸投
6. 200m
2日目（8種目）
7. 100m
8. 走幅跳
9. 400m
10. やり投
11. 800m
12. 200mH（女子200mハードル）
13. 円盤投
14. 3000m
採点方法
競技の得点は、十種競技および七種競技で使用される国際陸連の通常の得点表を基に算出される種目に加え、その他の種目については国際陸連の五種目競技得点などを参考にした独自の得点表が作成されています。これにより、競技の公平性が保たれています。
世界記録
十四種競技における世界記録は、屋外と屋内でそれぞれ記録されており、現在の記録は国際陸連に正式には認められていないものの、一部の団体によってその優れた成績として見なされています。特に、屋外における女子の世界記録は、2002年にフィンランドのミラ・ケロ選手が樹立した10798ポイントであり、屋内競技では男子が2022年にフランスのバプティスト・スカラブリーノ選手によって8831ポイント、女子は2024年にアメリカのローレン・クンツ選手が8388ポイントを記録しています。
この競技は1981年に設立されたウルトラ混成競技の一環として認識されていますが、現在でも発展途上と言える分野です。選手たちはその高い身体能力と技術をもって、多くの観衆を魅了しています。
関連項目
詳しくは国際ウルトラ混成競技協会の公式サイトをご覧ください。
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