千代田駅 (千葉県)

千代田駅（ちよだえき）

千代田駅は、かつて千葉県山武郡千代田村（現在の山武郡芝山町）に位置していた、成田鉄道多古線の駅（廃駅）です。

歴史

1911年（明治44年）10月5日：千葉県営鉄道多古線が三里塚駅から多古駅まで延伸した際に、千代田駅が開業しました。
1927年（昭和2年）
4月1日：多古線が成田電気軌道に譲渡され、千代田駅は同社の駅となりました。
5月13日：成田電気軌道が成田鉄道に社名を変更したため、千代田駅も成田鉄道の駅となりました。
1944年（昭和19年）1月11日：多古線が休止されたことに伴い、千代田駅も営業を休止しました。
1946年（昭和21年）10月9日：多古線が正式に廃止されたため、千代田駅も廃駅となりました。

駅構造

開業当初の駅構造については詳細な記録が残っていないため、不明な点が多いです。しかし、多古線の他の駅と同様に、簡素な構造であったと推測されます。

現況

千代田駅の跡地は現在、成田国際空港の敷地に隣接しており、当時の面影はほとんど残っていません。駅の正確な位置は、現在の芝山鉄道線・芝山千代田駅から南へ約500メートルほどの場所にあったとされています。地上には駅があったことを示すものは何も残っていませんが、この場所がかつて鉄道の駅であったという歴史を静かに物語っています。

参考文献

今尾恵介 『地形図でたどる鉄道史 東日本編』（JTB 2000年、 ISBN 4-533-03422-5）
今尾恵介監修 『日本鉄道旅行地図帳3号 関東1』（新潮社 2008年、 ISBN 978-4-10-790021-0）

関連項目

廃駅
廃線

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