千厩駅

千厩駅について

千厩駅（せんまやえき）は、岩手県一関市千厩町千厩字上駒場にある、東日本旅客鉄道（JR東日本）大船渡線の駅です。島式ホーム1面2線を有する地上駅で、気仙沼駅が管理する無人駅です。

歴史

1927年（昭和2年）7月15日に終着駅として開業しました。開業当初は、貨物輸送も盛んで、駅構内には貨物用の線路や、売店が設けられていました。売店では、酒や雑貨のほか、当時千厩町の主要産業であった煙草なども販売されていました。

1928年（昭和3年）9月1日には、延伸により終着駅ではなくなりました。その後、1970年（昭和45年）9月に駅舎が改築され、1972年（昭和47年）1月1日に貨物の取り扱いが廃止、1985年（昭和60年）3月14日には荷物の取り扱いも廃止されました。

1987年（昭和62年）4月1日の国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となり、1999年（平成11年）には業務委託化されました。近年では、2019年（令和元年）9月5日に簡易自動券売機が撤去され、2024年（令和6年）3月15日にみどりの窓口の営業が終了、3月16日には終日無人化されました。2024年10月1日には、えきねっとQチケのサービスが開始されます。

駅構造

駅舎とホームは構内踏切で連絡しています。駅舎の事務室部分は保線休憩室に改造され、その際に出札窓口が現在の場所に新設され、出改札業務を兼掌しています。

2番線は上下両方向に出発信号機があり、折り返し運転が可能です。2022年（令和4年）3月12日のダイヤ改正で、朝5時半過ぎに当駅始発の上り列車が設定されました。

利用状況

JR東日本によると、1928年度（昭和3年度）から2022年度（令和4年度）の1日平均乗車人員の推移は以下のとおりです。乗車人員のピークは1967年度（昭和42年度）に記録した1,700人で、乗客総数も62万9114人で最多でした。

駅周辺

駅周辺には、以下の施設があります。

一関市立千厩小学校
岩手県立千厩病院
千厩警察署
岩手県立千厩高等学校
国道284号（千厩バイパス）
国道456号

隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）

■大船渡線

臨時快速「ポケモントレイン気仙沼号」停車駅

■普通

摺沢駅 - 千厩駅 - 小梨駅

参考文献

千厩町史編纂委員会 編『千厩町史 第4巻 近代編』千厩町、2000年7月31日。
千厩町史編纂委員会 編『千厩町史 第5巻 現代編』千厩町、2005年9月12日。

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧

外部リンク

駅の情報（千厩駅）：JR東日本

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