南バチュカ郡

南バチュカ郡（Јужнобачки округ）

南バチュカ郡は、セルビア北部、ヴォイヴォディナ自治州に位置する郡です。郡都はノヴィ・サドで、この地域最大の都市です。2002年の国勢調査によると、郡の人口は593,666人です。

基礎自治体

南バチュカ郡は、11の基礎自治体とノヴィ・サド市で構成されています。ノヴィ・サド市はさらに、ノヴィ・サド基礎自治体とペトロヴァラディン基礎自治体の2つに分かれています。郡全体では77の市町村があります。

基礎自治体の一覧:

スルボブラン（Srbobran）
バチュ（Bač）
ベチェイ（Bečej）
ヴルバス（Vrbas）
バチュカ・パランカ（Bačka Palanka）
バチュキ・ペトロヴァツ（Bački Petrovac）
ジャバリ（Žabalj）
ティテル（Titel）
テメリン（Temerin）
ベオチン（Beočin）
スレムスキ・カルロヴツィ（Sremski Karlovci）
ノヴィ・サド（Novi Sad）（ノヴィ・サド基礎自治体、ペトロヴァラディン基礎自治体）

民族構成

南バチュカ郡は、多様な民族が暮らす地域です。主要な民族構成は以下の通りです。

セルビア人: 71.98%
ハンガリー人: 9.28%
スロバキア人: 4.65%
ユーゴスラビア人: 2.68%
クロアチア人: 2.02%
パンノニア・ルシン人: 1.25%
ロマ: 1.01%
その他

ノヴィ・サド、スレムスキ・カルロヴツィ、ティテル、ジャバリ、ベオチン、スルボブラン、バチュカ・パランカ、テルメリンの8つの基礎自治体では、セルビア人が多数を占めています。特にバチュキ・ペトロヴァツでは、スロバキア人が66%を占めています。

文化

南バチュカ郡は、セルビアの文化と教育において重要な役割を果たしてきました。1703年にはベチェイにセルビア人初の初等学校が設立され、1791年にはスレムスキ・カルロヴツィに中等教育機関が開設されました。

ノヴィ・サドは、セルビアの人々にとって文化と科学の中心地としての歴史を持っています。1826年にハンガリーのブダペストでセルビア人によって設立された文化・科学機関であるマティツァ・スルプスカは、1864年にノヴィ・サドに移転しました。また、1861年にはセルビア国立劇場が設立され、文化的な活動が盛んに行われています。

外部リンク

Bač municipality Official site
Bačka Palanka municipality Official site
Bački Petrovac municipality Official site
Beočin municipality Official site
Bečej municipality Official site
Vrbas municipality Official site
Žabalj municipality Official site
Novi Sad Official site
Srbobran municipality Official site
Temerin municipality Official site
Titel municipality Official site
Sremski Karlovci municipality Official site

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