南安城駅

南安城駅とは

南安城駅（みなみあんじょうえき）は、愛知県安城市安城町に位置する名鉄西尾線の駅であり、駅番号はGN02です。この駅は名鉄の駅の中で安城市中心部に最も近く、西尾線の全列車が停車します。特に、安城学園高校や安城生活福祉高等専修学校の最寄り駅であり、通学時間帯は多くの高校生が行き交い、賑わいを見せます。

構造とバリアフリー化

駅の改札口は1階に設置されており、多機能トイレも同階にあります。トイレは中2階に位置していて、バリアフリー化が進められており、駅構内の一部は1階まで拡張されました。これまでバリアフリーに未対応であった駅も、2019年3月にはエレベーターが新設され、ホームの嵩上げや待合室の改築も行われたことで、アクセスが格段に改善されました。

歴史の歩み

南安城駅は1926年7月1日に碧海電気鉄道線の開通にともない開業しました。当初は駅舎が東側に設置され、1939年には南安城・新安城間の貨物支線が開通しました。1951年には当駅での旅客営業が開始され、1961年には安城支線が廃止された際、その対応として駅舎は線路の東側から西側に移転・新築されました。

1981年には高架化が実施され、西尾線では最初となる高架駅となりました。これを機にホームも4両分から6両分に延伸されました。また、1987年には自動改札機が設置され、2007年11月にはICカード乗車券「manaca」の供用が開始されました。

駅構造と管理

南安城駅は、6両編成にも対応する相対式ホームが2面2線設置されている高架駅で、無人駅として駅集中管理システムが導入されています。現在は西尾駅がこの駅の管理を行っています。

利用状況

2013年度のデータによれば、南安城駅の1日平均乗降人員は4,481人で、名鉄全駅の中で94位、また西尾線・蒲郡線の中では3位という利用状況でした。また、1992年度には4,724人が利用し、名鉄全駅では98位という記録もあります。

駅周辺の施設

南安城駅の西側にはロータリーがあり、北西にはJR安城駅へと続くアーケード付きの商店街があります。南には愛知県道48号岡崎刈谷線が通り、交通の便も良好です。周辺には安城コロナワールドやバロー安城日の出店といった商業施設、安城学園高等学校といった教育施設も存在しています。また、安城市歴史博物館や上条城跡などの文化的なスポットも点在しています。

バス路線

駅周辺では、あんくるバスという安城市が運営するコミュニティバスが利用可能で、循環線や安祥線が運行されています。

隣の駅

南安城駅は名古屋鉄道の西尾線に属し、隣接する駅には新安城駅や北安城駅があります。

このように、南安城駅は通学や買い物、観光など多種多様な利用者に応じた機能を備え、地域の生活に密着した存在となっています。

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