南小倉駅

南小倉駅：歴史と現状

南小倉駅は、福岡県北九州市小倉北区に位置する九州[[旅客鉄道]]（JR九州）日豊本線と日田彦山線の駅です。日豊本線の駅番号はJF03、日田彦山線はJI03となっています。日田彦山線は城野駅から日豊本線に合流するため、南小倉駅でも日田彦山線からの列車を利用できます。

歴史：専用線から旅客駅へ

南小倉駅の起源は、1941年（昭和16年）に開設された南小倉信号場です。当初は山田弾薬庫（現在の山田緑地）への専用線の分岐点として設置されました。この専用線は後に廃止され、跡地の大部分は道路となりました。

信号場として開設された後、1943年（昭和18年）10月1日に南小倉駅に昇格し、旅客の取り扱いが開始されました。当初は定期券利用者のみでしたが、1944年（昭和19年）12月1日からは一般の切符利用者も利用できるようになりました。

1970年（昭和45年）に山田弾薬庫専用線の使用が中止され、1973年（昭和48年）には完全に廃止されました。1987年（昭和62年）の国鉄分割民営化に伴い、JR九州の駅となりました。

その後、1992年には改札口横にコンビニエンスストア「生活列車」が開店しましたが、2001年には閉店しています。駅周辺の環境整備も進み、1996年には木町弁天町一号踏切に横断地下道が新設されました。2000年には自動改札機が設置され、利便性が向上しました。2009年にはICカード「SUGOCA」の利用が可能となり、2017年には日田彦山線上り快速列車が当駅に停車するようになりました。2022年にはみどりの窓口の営業時間が変更され、2023年にはJR九州本体による直営駅となりました。

駅構造と設備

南小倉駅は、島式ホーム1面2線を有する地上駅です。橋上駅舎を備え、正面改札口は地上に、ホームは跨線橋で連絡しています。1番のりばが日豊本線下りおよび日田彦山線直通、2番のりばが日豊本線上りとなっています。現在、みどりの窓口が設置され、SUGOCAも利用できます。

日田彦山線と停車駅

日豊本線、日田彦山線共に快速列車が停車します。日田彦山線の上り快速列車は、2017年3月以前は南小倉駅を通過していましたが、ダイヤ改正以降は石原町駅以北区間が各駅停車となり、当駅にも停車するようになりました。

利用状況

2020年度の1日平均乗車人員は約4,168人で、JR九州の駅の中では上位にランクインしています。駅周辺には大学や高校が多く存在するため、朝夕は通勤・通学者で賑わいます。

駅周辺

南小倉駅は小倉北区の南西部に位置し、周辺には複数の大学や高校があります。そのため、特に朝夕は通勤・通学利用者が多いのが特徴です。

隣の駅

まとめ

南小倉駅は、歴史ある専用線から発展した駅であり、現在では多くの利用者で賑わう、地域にとって重要な交通拠点となっています。周辺の教育機関との関係も深く、今後も地域社会に貢献していく駅と言えるでしょう。

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