南支那方面軍

南支那方面軍の概要

南支那方面軍（みなみシナほうめんぐん）は、1940年2月9日に設立され、大日本帝国陸軍の一翼として支那派遣軍の戦闘序列に組み込まれました。
この方面軍の主な役割は南部中国地域での軍事活動に従事することであり、司令部には防疫給水部が設置されています。特に『広州第8604部隊』または『波第8604部隊』として知られる部隊が含まれています。

沿革

南支那方面軍は、1940年6月22日の広九作戦を経て、7月23日より大本営直轄軍に改編され、より直接的な指導を受けるようになりました。その後、1940年9月5日には北部仏印に進駐し、1941年には数回の作戦を実施しています。

主要な作戦

• - 雷州半島方面作戦: 1941年3月3日に実施され、戦略的な位置づけが強調されました。
• - 福州作戦: 1941年4月19日に行われ、この地域における日本の影響力を強化しました。

しかし、1941年6月28日に南支那方面軍は廃止され、その後第23軍に再編されました。

司令官・参謀の人事

この方面軍では、数人の重要な軍人がトップを務めました。

• - 司令官:

- 安藤利吉中将（陸士16期）: 1940年2月10日から1940年10月5日まで
- 後宮淳中将（陸士17期）: 1940年10月5日から1941年6月28日まで

• - 参謀長:

- 根本博少将（陸士23期）: 1940年2月10日から1941年3月1日まで
- 加藤鑰平少将（陸士25期）: 1941年3月1日から1941年6月28日まで

• - 参謀副長:

- 佐藤賢了大佐（陸士29期）: 1940年2月10日から1941年2月5日まで
- 樋口敬七郎大佐（陸士27期）: 1941年2月5日から1941年6月28日まで

これらの人々は南支那方面軍の行動を指揮し、戦略的な決定を下していました。

組織構成

南支那方面軍は、次のような隷下部隊を持っていました。

• - 印度支那派遣軍
• - 近衛師団
• - 第18師団
• - 第38師団
• - 独立混成第19旅団
• - 第1独立歩兵隊

これらの部隊は、南支那方面軍の任務を支えるために展開され、戦闘および支援活動を行いました。

関連項目

南支那方面軍は、他の方面軍や部隊と密接に関連していました。それには以下が含まれます。

• - 第104師団
• - 第22軍
• - 第23軍
• - 北支那方面軍
• - 中支那派遣軍
• - 支那駐屯軍

南支那方面軍は、これらの部隊との連携を通じて、戦局に影響を与える重要な役割を果たしていました。

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