南桜井駅 (愛知県)

南桜井駅の概要

南桜井駅（みなみさくらいえき）は、愛知県安城市小川町水遣に位置し、名鉄西尾線の駅として2008年に開業しました。駅番号はGN06です。

歴史

この駅は名鉄の既存路線に新駅が設置されるのは、空港線のりんくう常滑駅以来、約3年ぶりとなりました。開業後も長い間、名鉄で最も新しい駅でしたが、2024年には河和線に新たな駅が開業予定です。

年表

• - 2008年（平成20年）

- 6月21日: 南桜井信号場が開設されました。この時、北隣の碧海桜井駅までの複線化が進行。
- 6月29日: 南桜井駅が開業し、トランパスが導入されました。

• - 2011年（平成23年）

- 2月11日: ICカード乗車券「manaca」の供用が開始されました。

• - 2012年（平成24年）

- 2月29日: トランパスの供用が終了。

• - 2019年（平成31年）

- 3月16日: 快速急行が停車する駅に昇格しました。

駅の構造

南桜井駅は、6両編成対応の相対式2面2線ホームを持つ地上駅で、長さは125メートルです。開業以来、無人駅として運営され、駅の管理は西尾駅が集中して行っています。乗客は「manaca」を利用することができ、改札は上下線で別に設けられており、跨線橋や構内踏切はありません。停車する列車は全て4両までのため、ホームの一部では列車が停車しないこともあります。

桜井駅から南桜井駅までは複線になっており、桜井駅周辺は高架化されています。駅の東側にはバスロータリーが整備され、交通の便を図っています。また、2019年には安城市の交通結節点整備促進事業により、改札機の増設やホームの屋根の延長が行われました。

運賃特例の扱い

南桜井駅からは西ノ口駅（常滑線）や上飯田駅（小牧線）への運賃計算が、移転後の位置で行われるため、他の名鉄の駅に比べて運賃計算が長くなる特例が存在していましたが、2024年3月15日に廃止されます。

利用状況

名鉄の「120年：近20年のあゆみ」によれば、2013年度の1日平均乗降者数は2,919人であり、名鉄全駅中146位、さらに西尾線と蒲郡線合わせて23駅の中では6位という結果でした。

駅周辺

南桜井駅周辺は主に水田で囲まれており、住宅や商店は少なく、利用者の多くは近隣の工場に向かう通勤客です。この地点は安城市に位置していますが、西尾市との境界にも近い地域です。

主な施設

• - アイシン 安城第1・第2工場
• - アイシン 西尾ダイカスト工場
• - イノアックコーポレーション 桜井事業所
• - 安城市立桜井小学校

バス路線

周辺には「あんくるバス」と呼ばれる安城市が運営するコミュニティバスも運行されています。

隣の駅

名古屋鉄道の西尾線において、南桜井駅の隣には桜井駅（GN05）と米津駅（GN07）があります。特急は通過しますが、急行や普通列車は停車します。

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