南澗イ族自治県

南澗イ族自治県（なんかんイぞくじちけん）は、中華人民共和国雲南省大理ペー族自治州に位置する自治県です。

地理

南澗イ族自治県は、雲南省西部の、大理ペー族自治州の南端に位置しています。東は弥渡県、南は景東イ族自治県、西南は雲県、西は鳳慶県、北は巍山イ族回族自治県とそれぞれ接しています。

歴史

南澗の地には、1275年（元朝の至元12年）に定辺県が設置されました。1287年（至元24年）には郷に改編されましたが、1384年（明朝の洪武17年）に再び県に昇格しました。1729年（清朝の雍正7年）には、定辺県から南澗地区が分離され、蒙化直隷庁（後の巍山県）が設置されました。

中華人民共和国成立後の1960年時点では、巍山県に属していましたが、1965年11月27日に南澗イ族自治県として改編され、現在に至っています。この改編により、少数民族であるイ族の自治が認められた地域となりました。

行政区画

南澗イ族自治県は、以下の行政区画で構成されています。
镇
郷

詳細な行政区画については、別途資料をご参照ください。

交通

南澗イ族自治県には、鉄道と道路が整備されています。

鉄道

中国国家鉄路集団の大臨線が通っています。

道路

G214国道が通過しています。


南澗イ族自治県は、豊かな自然と多様な文化が共存する地域であり、今後の発展が期待されています。

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