南部町 (下関市)

下関市南部町の詳細情報

南部町（なべちょう）は、山口県下関市の南部に位置する地域です。郵便番号は750-0006。平成27年の国勢調査によると、この地域の人口は908人となっています。

地理

下関市の南部に位置し、北は田中町、西は名池町、南は観音崎町（あるかぽーと）、東は唐戸町と隣接しています。

歴史

地名の由来

地名は、14世紀半ばに築かれた南部城に由来します。

沿革

611年（推古天皇19年）：琳聖太子が福生寺として霊場を開きます（現在の専念寺）。
10世紀後半（正暦年間）：菅原神社の社殿が創建されます。
13世紀半ば：福生寺が時宗に転宗し、現在と同名の専念寺となります。
1576年（天正4年）：守直政が酉谷寺を創建します。
1858年（安政5年）：大国神社の社殿が創建されます。その後、2回焼失するも再建されています。
1890年（明治23年）：長府にあった浄瑠璃山本尊薬師如来国分寺が移転してきます。
1945年（昭和20年）：専念寺の堂宇が戦災で焼失します。
1947年（昭和22年）：国分寺の堂宇が戦災で焼失します。
1954年（昭和29年）：西南部町、東南部町、唐戸町の一部から南部町が新設されます。
1955年（昭和30年）：下関市役所が貴船町から新築移転してきます。
1956年（昭和31年）：昭和29年に編入されていなかった西南部町・東南部町を全域統合します。
1966年（昭和41年）：南部町の一部が名池町となります。同時に関後地村、唐戸町から一部を編入します。
1975年（昭和50年）：下関東郵便局が山の田東町に移転し、その後、旧舎は下関南部町郵便局となります。
1986年（昭和61年）：下関商工会議所が田中町から移転し、南部町に商工会館を建設します。

施設

南部町には、以下の施設があります。

下関市議会
下関市役所
下関商工会議所商工会館
長府国分寺
専念寺
酉谷寺
大国神社
菅原神社
旧秋田商会ビル
下関南部町郵便局

出身・ゆかりのある人物

秋田三一（貴族院議員、山口県多額納税者、材木商、海運業） - 秋田寅之介の養子。
秋田寅之介（資産家、衆議院議員、下関市会議長、秋田商会社長） - 東南部町に居住。
秋田松次郎（山口県多額納税者、運送業、回漕業及旅館兼委託物品問屋） - 秋田寅之介の養父。
林助之進（山口県多額納税者、大助商店、荒物商、林平四郎の養兄） - 東南部町に居住。

小・中学校の学区

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなります（詳細な学区は下関市教育委員会にご確認ください）。

南部町は、下関市の行政と経済の中心地としての役割を担い、歴史と文化が息づく地域です。

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