博多南郵便局

博多南郵便局



福岡県福岡市博多区に所在する博多南郵便局は、地域住民にとって重要な郵便・金融サービス拠点です。その歴史は古く、1878年に雑餉郵便局として開局したことに始まります。その後、雑餉隈郵便局、雑餉隈郵便電信局と名称を変え、1958年には福岡南郵便局と改称。1972年に現在の博多南郵便局となりました。幾度かの移転を経て、現在地で業務を行っています。

概要



博多南郵便局は、郵便、貯金、保険など、多岐にわたるサービスを提供しています。民営化以前は集配普通郵便局として、地域全体の郵便物の集配業務を担っていました。しかし、民営化に伴い、一部の業務は郵便事業博多南支店（後に統合）に移管され、現在は春日市と大野城市の集配業務を担当しています。

所在地は福岡市博多区元町にあり、JR鹿児島本線南福岡駅や西鉄天神大牟田線雑餉隈駅から徒歩圏内です。

沿革



  • - 1878年（明治11年）4月 - 雑餉郵便局（五等）として開局。
  • - 1883年（明治16年） - 雑餉隈郵便局に改称。
  • - 1885年（明治18年）6月1日 - 貯金取扱を開始。
  • - 1890年（明治23年）11月1日 - 為替取扱を開始。
  • - 1897年（明治30年）3月16日 - 雑餉隈郵便電信局となる。
  • - 1903年（明治36年）4月1日 - 通信官署官制の施行に伴い雑餉隈郵便局となる。
  • - 1903年（明治36年）10月5日 - 筑紫郡大野村に移転。
  • - 1932年（昭和7年）5月16日 - 筑紫郡那珂村に移転。
  • - 1944年（昭和19年）10月1日 - 特定郵便局から普通郵便局に局種別改定。
  • - 1945年（昭和20年）1月1日 - 九飛分室を設置。
  • - 1945年（昭和20年）4月16日 - 九飛分室を廃止。
  • - 1950年（昭和25年）11月25日 - 筑紫郡春日村大字須玖に訓練所内分室を設置。
  • - 1951年（昭和26年）10月1日 - 訓練所内分室を予備隊内分室に改称。
  • - 1952年（昭和27年）10月15日 - 予備隊内分室を保安隊内分室に改称。
  • - 1953年（昭和28年）3月 - 局舎新築落成。
  • - 1954年（昭和29年）7月1日 - 保安隊内分室を自衛隊内分室に改称。
  • - 1956年（昭和31年）10月11日 - 当局および自衛隊内分室において、電話通話および和文電報受付事務の取扱を開始。
  • - 1958年（昭和33年）5月16日 - 福岡南郵便局に改称（現在の福岡南郵便局とは別）。
  • - 1969年（昭和44年）3月17日 - 福岡市寿町三丁目から同市元町二丁目へ移転。
  • - 1972年（昭和47年）4月1日 - 福岡市の政令指定都市移行に伴い博多南郵便局に改称。
  • - 1978年（昭和53年）9月1日 - 自衛隊内分室を廃止。
  • - 1994年（平成6年）7月1日 - 外国通貨の両替および旅行小切手の売買に関する業務取扱を開始。
  • - 2007年（平成19年）3月 - 博多区内の郵便物収集業務を博多郵便局（当時の集配部門。現在の博多北郵便局）に移管。
  • - 2007年（平成19年）10月1日 - 民営化に伴い、併設された郵便事業博多南支店に一部業務を移管。
  • - 2012年（平成24年）10月1日 - 日本郵便株式会社の発足に伴い、郵便事業博多南支店を博多南郵便局に統合。

分室



かつては九飛分室と自衛隊内分室が存在しましたが、いずれも廃止されています。

  • - 九飛分室 - 1945年（昭和20年）に廃止。
  • - 自衛隊内分室 - 訓練所内分室として開設。1978年（昭和53年）に廃止。

取扱内容



博多南郵便局では、以下のサービスを利用できます。


集配業務については、春日市と大野城市全域を担当しています。なお、博多区内の集配業務は博多北郵便局が担当しています。また、春日・大野城両市の郵便物等の取集めは、2017年4月から新福岡郵便局に移管されました。

周辺施設



郵便局の周辺には、以下の施設があります。


アクセス




駐車場も16台分あります。

注意点

局と同名のJR博多南駅とは約5km離れており、直接のアクセスはありません。

関連項目



  • - 河波荒次郎（雑餉隈郵便電信局長、衆議院議員）

外部リンク



もう一度検索

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。