博多臨港警察署

博多臨港警察署について

博多臨港警察署は、福岡県警察が管轄する警察署の一つで、福岡地区に属しています。特定重要港湾である博多港と博多湾内を管轄区域としており、その重要性から、日々の治安維持活動に力が入れられています。

管轄区域の特徴

博多湾岸地域は、箱崎、東浜、中央、博多、須崎の5つの埠頭と荒津石油基地で構成されています。この地域には、福岡市中央卸売市場・鮮魚市場や海運関係の倉庫、事業所などが集積しています。また、博多税関支署や福岡入国管理局博多港出張所、福岡海上保安部などの海事官庁も存在しており、これらの機関と連携を取りながら業務を行っています。

さらに、福岡サンパレス、福岡国際センター、福岡国際会議場、マリンメッセ福岡、福岡競艇場といった大規模集客施設も所在しており、イベント開催時には周辺道路が非常に混雑します。博多港は、韓国・釜山との定期旅客便が就航しており、外国航路の旅客数が日本一であるため、密輸や密航、テロの警戒に特に力を入れています。

所在地

警察署は福岡市博多区石城町9番18号に位置しています。那の津通りの千鳥橋西詰交差点を中央埠頭方面へ北上し、200メートルほど進んだ左手にあります。

管轄区域の詳細

陸上

福岡市東区: 多々良川以西の博多湾岸地域
福岡市中央区: 荒津までの博多湾岸地域
福岡市博多区: 千代6丁目の一部、沖浜町、石城町の一部、築港本町の一部
福岡市中央区: 荒津1・2丁目の一部、長浜3丁目、那の津1〜5丁目の一部、港1〜3丁目の一部
福岡市東区: 箱崎ふ頭1・4〜6丁目の一部、東浜1・2丁目の一部

海上

福岡市西区今津の碁石鼻から能古島天狗鼻、東区志賀島道切を結ぶ博多湾内が管轄区域です。具体的には、港則法施行令別表第一に規定される博多港の区域です。

沿革

1917年12月15日：福岡警察署水上派出所として発足
1944年3月1日：福岡警察署から分離独立し、博多臨港警察署となる
1946年1月31日：博多港警察署に改称
1948年3月7日：自治体警察として福岡市警察博多港警察署となる
1949年9月15日：福岡市博多水上警察署に改称
1953年2月24日：福岡市北浜3丁目に庁舎を新築移転
1954年7月1日：警察法改正により福岡県博多水上警察署となる
1981年4月1日：管轄区域拡大に伴い、福岡県博多臨港警察署に改称
1984年7月31日：現在の庁舎を新築

組織

総務課
会計課
生活安全課
刑事課
交通課
警備課
地域課

交番

博多埠頭交番（福岡市博多区築港本町13番8号）

警備艇

げんかい 福1 (21.00t)
ほうまん 福9 (11.00t)
まつかぜ 福2 (11.00t)

参照法令

福岡県警察の組織及び定員に関する条例（昭和29年福岡県条例第40号）
港則法（昭和23年法律第174号）

外部リンク

博多臨港警察署

もう一度検索