原別

原別（はらべつ）

原別は、青森県青森市に位置する地名で、郵便番号は030-0921です。一丁目から八丁目と大字原別があります。

地理

原別は青森市の東地区に属し、市街地のほぼ北東端に位置しています。

一丁目から八丁目にかけては、北は海岸線に面し、東は野内川を隔てて大字野内と接しています。南側は青い森鉄道線を境界として本泉と隣接し、西側は八重田、矢作、本泉に接しています。かつては農村・漁村としての性格が強かった地域ですが、戦前から工場が立地するようになり、戦後は次第に宅地化が進みました。

大字原別については、北東を大字泉野、南東を大字八幡林、南を大字平新田、大字矢田前と接し、西から北西にかけては青い森鉄道線を隔てて原別三・四・八丁目に接しています。かつては上海原、下海原、難波、遠山、袖崎の5つの小字が存在していましたが、住居表示の実施により、上海原と難波は消滅しました。現在大字原別として残っている地域でも宅地化は進んでいますが、東側を中心に耕地が残っている場所も見られます。

主な道路

青森県道259号久栗坂造道線：原別一・六・七丁目と同二・五・八丁目の間を通過しています。沿道には自動車学校、自動車販売店のほか、一般企業や工場、商店が点在し、住宅も見られます。
2号遊歩道：原別四丁目の五丁目との境界付近を通っています。沿道は閑静な住宅街となっています。
青森市都市計画道路3･2･3 外環状線：原別二・三丁目の境界を通り、青い森鉄道を越えて、大字原別の北西端を経由し、南東に進んで、平新田字森越にある国道4号（青森東バイパス）交差点につながっています。そこから南に国道7号青森環状道路に通じており、沿道はほぼ住宅街となっています。

歴史

原別は中世に成立したと考えられる『津軽郡中名字』にも見える古い集落です。地名の由来はアイヌ語で「広い川」を意味する「パラ・ペッ」であると言われています。

1889年（明治22年）：町村制施行により、原別、泉野、矢田前、平新田、八幡林、諏訪沢の各村を以て原別村が成立。原別は同村の大字となりました。
1955年（昭和30年）：原別村が青森市に編入され、大字原別は青森市の大字となりました。
2002年（平成14年）：原別・八重田地区の住居表示実施により、原別字上海原、原別字下海原、原別字遠山、原別字袖崎、原別字難波、矢田前字本泉、泉野字内野、泉野字野脇の各一部が原別一～八丁目となりました。

施設

青森県立青森東高等学校
青森原別郵便局
青森市立原別小学校 - 大字原別にあります。

脚注

住居表示整備事業 実施一覧表（PDF：75KB）

関連項目

* 青森市地区一覧

もう一度検索