原口剛 (俳優)

原口 剛（はらぐち ごう）について

原口剛（本名：原口剛）は、日本の俳優として1950年代から2010年代にかけて活動していました。1939年3月23日、長崎県に誕生し、中央大学を卒業後、さまざまな劇団で演技を学びました。彼は特に劇団東演や劇団青俳での経験が豊かで、その後田村企画やオフィス香、中里事務所へと移籍しながら活動を続けました。

幅広い役柄と特技

原口は、テレビドラマや舞台を中心に活躍し、特に時代劇や刑事ドラマで数多くの悪役を演じることが多かったです。1977年には特撮テレビドラマ『大鉄人17』で防衛組織・レッドマフラー隊の隊長である剣持保役としてレギュラー出演し、一躍注目を浴びました。また同年9月から放送された『冒険ファミリー ここは惑星0番地』では、漂流生活をする父親を演じるなど、様々なキャラクターを通じて独特の演技力を発揮しました。

原口は低音の声質を持ち、激高した時に声が裏返る特殊な演じ方が特徴で、しばしばスキンヘッドの姿が時代劇で見受けられました。特技には殺陣があり、これも彼のキャリアに大きく寄与しました。

主な出演作品

原口は1960年代から2010年代にかけて数多くの作品に出演しており、以下はその代表的な出演作品です。

• - 特別機動捜査隊 (1967) – 石島弘三役
• - 銭形平次 (1973-1983) – 複数の役で出演
• - 水戸黄門 – 複数シリーズ出展
• - 暴れん坊将軍 (1978-1997) – 多数の役で出演
• - 必殺シリーズ（1974-1992） – 多くのエピソードに参加
• - 太陽にほえろ! (1974-1985) – 複数の回に出演

彼のキャリアは多岐に渡り、特に時代劇と刑事ドラマにおいて彼の存在感はすぐれたものでした。また、彼が出演したドラマの中には多くの世代に愛される作品があります。

最終章

残念ながら、原口剛は2019年9月11日に胃癌のために逝去しました。享年80歳でした。彼の俳優としての功績は今なお多くのファンの心に残っており、彼の演じたキャラクターたちが日本のテレビドラマの歴史に深く刻まれています。原口の演技は、時代劇や刑事ドラマでの悪役としての印象を強く残し、彼ならではの存在感が多くの人々に愛されました。

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