友利勝良

友利 勝良（ともり かつよし）のプロフィール

友利勝良は1954年10月25日に沖縄県平良市に生まれた、著名なプロゴルファーです。彼はサニクリーンに所属し、日本のゴルフ界で輝かしいキャリアを築いてきました。友利は日本人プロゴルファーとして初めて、ヨーロッパ・ゴルフツアーにフル参加した選手としても知られています。日本ゴルフツアーでは計7回の優勝を果たしました。

来歴

友利は宮古水産高校を卒業後、オイルショックの影響で就職できず、沖縄の故郷から本島へ移りました。生活を支えるためにアルバイトに励む中、20歳のころにゴルフ練習場でボール拾いの仕事を始めました。当初はゴルフの知識がほとんどなかった友利ですが、アルバイトを続けるうちに独自に練習を重ねていきます。

生活が厳しい中でのアルバイトが続く中、3年ほど経ったある日、ゴルフ練習場の支配人から「社員にならないか」と提案を受けます。友利はその話を受け入れ、社員として働くこととなりました。21歳から本格的にゴルフを始め、自分のクラブを手にしたことで一層練習に励むようになります。利用客からの教えを受けながら、スポーツとしてのゴルフにのめり込んでいきました。

彼のゴルフに対する情熱は次第に芽生えていき、練習場での経験を活かしながらコースにも出始めました。しかし、友利は九州アマチュア選手権に出場権を得ながらも、「練習場の社員」という理由で出場できなかった試練を迎えます。このことがきっかけとなり、競技としてのゴルフを続けるためにはプロに転向する道を選びます。

26歳のとき、福岡県の麻生飯塚ゴルフ倶楽部で藤井義将プロの弟子として修行を開始します。初めは厳しい環境に戸惑いを感じた友利ですが、着実に実力を磨いていきました。1983年12月には29歳でプロテストに合格、プロゴルファーとしての足がかりを掴みます。

最初のプロテストは思うように成果が出ず失敗しましたが、諦めずに努力を重ね、2度目の挑戦で見事にトップ合格を果たしました。友利はその後、多くの試合で優勝を重ね、1987年から1994年にかけて数々の勝利を挙げました。

特に、1988年には7連続バーディを記録するなど、目覚ましい成績を残します。1995年には全英オープンに挑戦、名のある選手たちとの激しい戦いを経て自己の成長を感じながら、友利は国際的な舞台でもその実力を示しました。

2001年に帰国後は、日本ツアーでの優勝を果たし、再びゴルフ界に名を馳せました。その後もシニアツアーに参加し、2005年にはシニア初優勝を果たし、さらに多くのタイトルを獲得。

主な優勝歴

友利勝良の主な優勝歴は以下の通りです：

• - レギュラー

1987年 九州オープン
1988年 九州オープン
1989年 NST新潟オープン
1990年 九州オープン
1994年 三菱ギャラントーナメント
2003年 JCBクラシック仙台

• - シニア

2005年 アデランスウェルネスオープン
2007年 フィランスロピーシニア
2009年 ヨネックスシニアオープン沖縄IN宮古島、玉名カップシニアオープン
2021年 福岡シニアオープンスーパーシニア
2022年 関西プロゴールドシニア

友利はそのキャリアを通じ、日本のゴルフ界に多大な貢献をしてきた選手であり、今なお多くの後進のゴルファーたちにとってのロールモデルであり続けています。

もう一度検索