友綱良助 (1856年生)

友綱 良助の生涯と相撲キャリア

友綱良助（ともづな りょうすけ）は、1856年に生まれ、1887年に亡くなった日本の相撲力士です。彼は梅ヶ谷部屋に所属し、その前には玉垣部屋や雷部屋でも活動していました。彼の本名は山口 音吉で、京都府京都市の出身です。身長については不明ですが、体重は93kgで、小兵力士として知られていました。最高位は西前頭筆頭です。

友綱は、相撲が好きだったことから、自身が所帯を持ちながらも力士としての道を選びました。彼は1876年の4月に初土俵を踏み、序ノ口でのスタートを切りました。彼の相撲キャリアにおいて、1883年1月に新十両に昇進し、十両相当の地位を得ました。この場所での成績は6勝4敗で、翌場所では東十両筆頭に昇進しました。さらに、その翌年の1884年1月には新入幕を果たすことになります。

友綱は幕内での成績を安定させ、常に5割前後の勝率をキープしました。彼は番付運も良く、順調に昇進を果たしていきました。しかし、彼には気性の激しさが欠点として存在しました。1886年の5月場所では、当時の有力な力士、大達羽左エ門との対戦中に立合いで相手の髷を掴み引き回すという misconduct が発生し、翌日の出場停止処分が言い渡されてしまいます。この出来事は、友綱のキャリアに影を落としました。

1887年になると、友綱の健康状態は次第に悪化し、最終的な場所である5月場所では4敗6分けと結果が出ず、勝利を挙げることができませんでした。彼は相撲という激しい世界での闘志を持っていましたが、健康問題が彼の力士人生を早く終了させる要因となってしまいました。友綱良助は、1887年6月21日に32歳でこの世を去りました。 彼の幕内通算成績は8場所で29勝26敗4預21休というものでした。

代表的な改名歴としては、「浜ノ音 良助」から「友綱 良助」への改名があり、彼の相撲人生の中での変遷を示しています。友綱良助の人生は、短いながらも情熱的でした。彼の業績は、明治時代の相撲界を彩るものとして今も語り継がれています。彼に関する記録や功績は、力士としての生き様の一端を知る手がかりとなっているでしょう。

関連項目

• - 大相撲力士一覧
• - 現役中に死亡した力士一覧

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