口羽良介

口羽良介(くちば よしすけ)



口羽良介は、弘化2年(1845年)に生まれ、明治36年(1903年)に亡くなった、幕末から明治にかけて活躍した長州藩の重臣です。寄組口羽氏の7代目であり、通称を六左衛門、幼名を熊之允と称しました。

生い立ち



良介は、長州藩の寄組である益田元固の五男として誕生しました。その後、同じく寄組の口羽房通の養子となり、口羽家を継承しました。

幕末の活動



幕末の動乱期には、志を同じくする者たちと共に、国事に奔走しました。長州藩士として、日本の変革に深く関与し、その後の明治維新へと繋がる重要な役割を果たしました。

明治維新後の活躍



明治維新後、良介は新政府の下で、山口県の行政に携わりました。萩町第一区長、山口県第二十大区長などを歴任し、地域行政の基盤を築きました。明治12年(1879年1月6日には、初代の阿武郡長と見島郡長に任命され、十数年にわたりその職を務めました。

さらに晩年には、小郡町長に就任し、地域社会の発展に尽力しました。これらの活動を通じて、地方自治の確立に貢献し、その手腕を発揮しました。

死去



口羽良介は、明治36年(1903年6月28日に59歳でこの世を去りました。

まとめ



口羽良介は、幕末長州藩において重要な役割を果たし、明治維新後は地方行政の発展に貢献した人物です。その生涯は、激動の時代を生き抜いた地方官僚の姿を現代に伝えています。

参考文献



吉田祥朔 著 『増補 近世防長人名辞典』(マツノ書店 1976年)
田村哲夫 著 『近世防長諸家系図綜覧』 (マツノ書店 1980年)

もう一度検索

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。